<ピンポーン♪>

アシモ:はーい

マミ:うぃ~~~~~~酒だ酒だ~




ヨハンナ:お邪魔します・・・

アシモ:ヨハンナさん!



リカ:おお、どうしたの?メイドなんか連れて・・・

ヨハンナ:実はひとつお願いがありますの・・・
      あの、しばらくリカの家に泊めていただけませんこと?

リカ:そ、それは構わないけど・・・でもどうして?




ヨハンナ:それには深い理由がありますの。
      マリア、荷物を上に置いてきてちょうだい。

マリア:かしこまりました。



ヨハンナ:実は・・・父の会社の株が暴落して・・・
      怖い顔をなさった方が毎日たくさん屋敷にいらっしゃるの
      だからしばらくここに住まわせてもらおうかと思って・・・

リカ:へ~なるほどね。まあ適当にくつろいでよ




ヨハンナ:マミさん、しばらくお世話にな・・

マミ:ヒーーックヒーーック 津軽海峡ッふゆげぇ~~しきぃぃ~~

リカ:気にしないで。お母さんいつもこうだから。





ヨハンナ:あの、よろしければバスルームを
      貸していただけませんこと?

リカ:バスルームゥ?? うちではマンディだよ、マンディ!

ヨハンナ:バスタブはありませんの?マンディってなんですの?




リカ:水浴びのこと。インドネシアではお金持ちの人しか
   バスタブ持ってないのー。

ヨハンナ:あら、そうですの!ではセイロンティーをいただいても
      よろしくて?

リカ:なにそれ??てか私今DSが忙しいから・・・



バターーーーーーーン!!!

三郎:ぃやっほ~~ わあ!キャワイイ女の子がいっぱい!

ヨハンナ:キャア!!





マリア:(こいつ・・・怪しい・・・!!)




<ズキューンズドドドドドドド

三郎:いっ、いや~~っん

ヨハンナ:あの変なイキモノはなんなんですの?

リカ:ああ、あれ?三郎だよ。気にしないで。



ヨハンナ:あら 今大きな音が聞こえた気が・・・

マリア:なんでもございません。どうぞお気になさらず。

ヨハンナ:そう、気のせいね!



アシモ:あ!!リカさんはまたゲームば~~っかりやって!
     僕の代わりにお買い物してきてくださいよ

リカ:チッ・・・めんどくせ~



ヨハンナ:どうしてリカが行くんですの?

リカ:アシモは忙しいからね。役割分担ってやつよ

ヨハンナ:もっとメイドを雇えばよろしいのに・・・




リカ:ヨハンナ、行こ! ちょっと三郎、邪魔!

ヨハンナ:運転手とお迎えの車は呼ばなくていいんですの??

リカ:徒歩だよ、徒歩!!




ヨハンナ:どうして徒歩なんですの?
      Atsuage Supermarketまで結構ありますわよ?

リカ:そんな高級スーパー行かなくていいって!
   パサールで大丈夫。 (※パサール=市場)

ヨハンナ:それにしても・・・



リカ:ヨハンナはいつもベンツで買い物してんの?

ヨハンナ:いいえ、象ですわ♪象

リカ:さすが・・・



<バターーーン

ヨハンナ:キャア

マリア:何者!?お嬢様を狙う奴はこのマリアが許さない!!!刀

リカ:た、ただの石っころだよ。いいから早くその日本刀しまって・・




リカ:大丈夫?ほら、起きて!

ヨハンナ:ワタクシもう歩けませんわ・・・こんなに歩いたの初めてよ・・・

リカ:・・・ったくしょうがないなぁ・・・




リカ:おーーーいオジェック~~~~ (※オジェック=バイクタクシー)

ヨハンナ:あら?マリア、髪が乱れておりますわよ。
      どうかなさいまして??

マリア:いえ、なんでもございません。どうぞお気になさらず。




リカ:そこのパサールまで。15000ルピア!(※大体150円ぐらいです)

運転手:渋滞してるから20000ルピアだよ

リカ:ええ~ ・・・じゃあ、18000ルピア!

ヨハンナ:こんなぎゅうぎゅう詰めじゃ落ちてしまいますわ!!


※オジェックは二人乗りです。いい子はまねしないでね。※



運転手:18000ルピアね!出発~

ヨハンナ:わあ!!風が気持ちいいわ!!!あははははは



<きこきこきこきこ・・・・・



<きこきこきこきこきこ・・・・



<きこきこきこきこきこ・・・・・




運転手:よく自転車でバイクに追いつけるなあ!

ナンシー:なめてもらっちゃ困るわ!あのね私はね

リカ:ちょ、前!!!



運転手:うわぁ ぶ、ぶつかるぅ~~~~~



↑衝突0.5秒前↑



↑衝突0.15秒前↑




マリア:はっ!!!!

その他全員:えええええええ~~~~




ヨハンナ:ヘルメットで前がよく見えないんだけれど・・・
      なにかありましたの~~???

マリア:いえ、なんでもございません。どうぞお気になさらず。


<その夜・・・>



中野:あたしこれから深夜アニメの録画するから
   あたしのベッド使っていいよ!

ヨハンナ:恐れ入ります。あの、ワタクシお召し替えを・・・

リカ:そうだね、じゃあスーツケース持って来るね



リカ:どれがパジャマなの?

ヨハンナ:わかりませんの。ワタクシ自分でお洋服を選んだことも
      着替えたこともございませんの

リカ・中野:えええええええええ!?



リカ:あれ、服ってどうやって脱がすんだっけ??

ヨハンナ:リ、リカ、ワタクシ窒息しそうですわ!

リカ:だってぇ~~~



リカ:マリア!いいところに!助けてくれ~~~

マリア:かしこまりました。



さささっ



さささっ




マリア:では、おやすみなさい。

二人:すげー・・・・




<次の朝>



リカ:おはよ~・・・

ヨハンナ:リカ!いいニュースがありますの




ヨハンナ:父の会社が復活したとさっきお電話が

リカ:お~よかったよかった!




ヨハンナ:皆様のおかげですわ!

リカ:お礼なら彼女にしなくっちゃ

マリア:いえ、私は私のすべきことをしたまで・・・・




ヨハンナ:では、お暇させていだだきますわ♪
      本当にお世話になりました。

リカ:うん、またいつでも遊びに来て!






ヨハンナ:それでは、ごきげんよう




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

最強のメイド、マリア登場!

これはフィクションです。
実際に銃や日本刀を持ったメイドさんなんて
インドネシアにはいません(笑)


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆