借金踏み倒しが得意?
私の実家は名古屋です。
おとといとある用事で名古屋に帰っていましたが、そのときとある友人から
「世の中なんでこんなになっちゃったの?」と聞かれました。
すぐには私にもわかりません。しかしながら、
「借金してものを買うことは誰でも行う」と
「ドルが基軸通貨であることが災いしているんだと思う」と答えました。
基軸通貨の概念だけは実は簡単で、各国が対外貿易の基本通貨として使用する頻度が高ければその通貨は基軸通貨といえます。現在世界の対外貿易の8割がドルによる決済なので、その意味で”基軸”といえるのでしょう。
第一次大戦後経済的に疲弊した英国ポンドにかわり戦争特需で沸いた米国通貨が金との一定レートによる交換を保証(金本位制度)されたことを背景に対外貿易決済の為の安心できる通貨として欧米に広まりました。欧州は米国から兵糧や武器を買うために、まず米ドルを購入し、外貨準備をするようになったのです。
変な話ですが、金本位制度廃止以降、経済力(富の蓄積による信用力)を背景にした変動相場制に移行してからも、米国は自国通貨をみんなが信用していることにいいことに、外国に国債を買わせ、その一方、お札を刷り放題で借金の穴埋めを行ってきました。
借金を返せるうちは良いのですが、富が増える量よりも金利による借金返済額の量が大きければいずれ経済は破綻し、その結果として更なる金利の上昇+自国通貨の暴落を招きます。
困ったことに、米国の借金体質は国のみならず民間消費レベルまで浸透しており今回の返済不能につながったといえます。日本人ではなかなかこの思想は受け入れられません。とはいえ、”信用力のある人は借金をする”傾向は変わらないとも思いますが、、。みんな常に豊かな暮らしを夢見てますもんね^^
話を元に戻します。
上記の思想よりカード借金社会でも米国は有名ですが、企業レベルでも同じです。
いわば米国は高めの金利と基軸通貨のメリットを最大限に利用して他国から
お金を集めたいだけ集めて、「ごめん、こんなに借金したら払えないよ」とデフォルト宣言したのです。
私の話を聞いていたその青年も「うん、なんとなくわかった」と返答していましたが、
私はこうも付け加えました。
「信用力の源泉は突き詰めると日本では技術力に収斂します。信用力とは借金を返すときの元手のようなもの。言うまでも無くわれわれには豊富な物質資源はありえないので技術で勝負するしかない。しかし特許に表れる技術力とはなかなか個人には帰属しない。でも安心して欲しい。一般に特許にはその特許をささえる無数のノウハウが存在する。特定の金属を触媒にしてどれくらいの反応温度と反応段数にて合成するなどの情報は特許により公開されるが、生産性を上げる為の異物除去ノウハウや品質を向上させるための欠点検知等ひとつの特許には様々なノウハウが存在する。それら門外不出のノウハウを支えるのが君たち工員の価値なんだよ」と。