テニスが上手くなるには、最初に速いボールを打つ練習をしたほうがいいのか、ボールをコートに入れる練習をしたほうがいいのか、議論が分かれます。


私はまず始めに、ボールをコートに入れる練習からスタートしたほうが良い、と言う考えを持っています。


理由は簡単で、テニスの競技特性、「最後にボールをコートに入れたほうが勝ち」から来ています。


いくら速いボールを打ったところで、コートにボールが入らなくては意味がありません。


また、ボールをコートに入れることができれば、ラリーや戦術練習も早い段階から行えます。




よく、「ロブは汚い!」と言う事を聞きますが、テニスを楽しむ、ゲームに勝つ、と言うことを考えたら、ロブは必要不可欠です(もちろん、ロブの対処方法はありますが・・・)。




私たちは、すぐに勝てるような戦術や戦略を身に着けてもらうのではなく、段階的に”育成する”という姿勢でいます。


すぐに試合に勝ちたい!と言う気持ちも大切ですが、長期的なビジョンで自分のテニスライフをイメージしていただけると、真のスポーツマン、テニスプレイヤーになれると思います。