朝井まかて. 眩(新潮文庫) (p.370). 新潮社. Kindle 版.


この本はNHKドラマの再放送「眩(くらら)~北斎の娘~
を見てとても良かったので小説も読んで見たくなりました。
ドラマでは宮崎あおい主演でいつも飄々とした演技で存在感のある松田龍平も出ています。
どこが良かったかと言うと遠くから見る江戸の風景はCGですが当時を想像させるに十分です。
宮崎あおいも好きな女優さんで絵に没頭する姿など、しっかりドラマの中に入り込めました。

その感動をもう一度小説を読みながらドラマのシーンに重ねて読んで見ました。

小説はほぼドラマと同じでしたが1つ孫の時太郎が省かれていました。
確かに居なくてもドラマには影響はないと思いますが、貧乏暮らしの原因だったり葛飾北斎の悩みの種でした。
また主人公のお栄に関しては宮崎あおい(お栄)ではなく、もう少しやさぐれた女優さんをイメージしました。
安易ですが女優ではないけどヒコローをイメージしました。
松田龍平(善次郎)はピッタリでした。
本の内容はとしては親父様(北斎)を支えながら絵に一生を捧げて来たお栄の生き方には感動を覚えました。
善次郎との切ない恋は史実だったか分かりませんが、お栄を更に絵に向かわせたと思います。
またシーボルトに頼まれて西洋画風の絵を描いたことにより、画風も影響され親父様とは違う画風が生まれたと感じましたが、実際のところはどうなのでしょうか?

今、大河ドラマの「大河べらぼう」を毎週見ているので、それと江戸の風景がリンクしてより一層小説の世界に入り込めました。

次は何を読もうかと考えましたがシーボルトのことが頭に残っていたので「ふぉん・しいほるとの娘」にしました。
実は本を読む少し前に、長崎を訪れたのですが、、シーボルト記念館には行けず、それが今でも少し心残りです。
大河ドラマ(蔦重)、 眩(葛飾北斎)、シーボルトといろいろ時代がつながって面白そうです。

追伸:
感想文を出すのが遅くなっていたら映画で葛飾北斎の娘・応為に迫る時代劇『おーい、応為』が2025年10月17日(金)より全国公開されるそうです。
お栄に長澤まさみ、善次郎に髙橋海人だそうです。
私のイメージでは長澤まさみはピッタリですが善次郎役は若すぎるのでは……と思います。
しかし、若い人にも興味を持って見てもらうためにはKing & Princeの髙橋海人は必要なのでしょうね。
原作も違うので、このキャスティングでどんな応為が生まれるのか楽しみにしています。