今日は六本木さんで朗読劇を見てきました。
極上文学、四回目は芥川龍之介の「藪の中」。
夫婦が賊に襲われることで始まる物語。食い違うそれぞれの供述、事件の真実とはいったいどれなのか。
不思議な物語の藪の中を各キャラクターダブルキャストで、かつ各回のキャラクターがマルチキャスティングというとても凄い朗読劇でした。
わたしが見たのは昼の部14:00~の津田健次郎、松本寛也、蒼井翔太、林 修司 (敬称略)の四人での舞台でした。
もとより、真実は藪の中。それぞれの解釈や心情の読み取りによって変わってゆく物語をどう脚本化するのかと楽しみにしていたのですが、
ぶっちゃけていうと、脚本家様の真意を汲み取れなかったです。難しかった。
津田さん曰く、検非違使に芥川他作品を取り入れて居る解釈やとのことだったのですが芥川龍之介って鼻とか教科書にのってるようなのしか読んだことなくって……
わたしは登場人物の中立な立場(嘘を付かず、聞いたままを受け入れる存在感)として見ていたのですこし違和感を感じてしまって頭がこんがらがっていました。(私的見解は一応持ってしまっていたのでわからなかったのかな~)
主題が難しいはなしなので、脚本家の解釈はさらにむずかしかったです。
それぞれキャラクターの供述を左右の植込みで再現してゆく。時に検非違使も事件の当人となり演技をしてゆく。
妻の母や夫婦の目撃者はアンサンブルとメインの読みにするというのもそうするのか~って感じでしたね
いやぁ、よくわからなかったものを解説したいとおもっても難しい!(笑)
どなたかブログ解説とかしてたら見に行きたいなぁ~
もともと、誘ってもらったのは蒼井翔太くんが好きな友人がいるからで、とくにキャストさんにこだわりはなかったんですが、すごく良かったです。
翔太くんの声がまた、凄い!もともと高めの声なのは知っていたんですがまさに女形の声。色っぽいというか、聞きやすい女声でした。
他の方もすごかったですけどね。津田さんは声量がひとり違うんだ、すげー。原文の語りをするすると早口で読んで行くのは迫力があった…
途中、巫女が出てくるシーンで無茶振り寸劇(巫女としてでてくる多襄丸と夫婦の三人が検非違使に巫女としての能力をみせてみろと言って役の無茶振り)があって笑かしていただきました。
最初は何が始まるのかと思ったのですが無茶振りに答える三人がうまい具合に答えるのでさすが役者というか(笑)
無茶振りって覚悟しててもドキドキするじゃないですか。
そういえば、最後の挨拶でこの四人では稽古も殆どせずぶっつけ本番だったようなもの、と言っていてマルチキャスティングの恐ろしさを垣間見ました。それぞれ決まっている演出とはいえ、それをいきなり合わせるのは案外難しいのでは………それこそプロだから、で済ませてはいけない気もする。
たのしいひと時をありがとうございました!

