戦前からマンUの強さが際立っているのはわかっていたが、
ここまで差が付くとは…と感じた前半。

前半だけで3-0。今のユナイテッドは、決定力がありすぎる。
3点目のように多少の運の良さもあるにせよ、そういう勢いと
好循環をもたらしているのは、ルーニーの絶対的運動量と判断力。
ルーニーがケガで離脱しない限り、今の強さは続くだろう。

チェルシーも、圧倒される中で成果はあった。

ハーフタイムでランパードを下げてアネルカを投入。
また試合途中でシステムを4-4-2に変更した。
というよりむしろ、4-2-4と言った方がいいだろう。
これが功を奏して、後半開始早々キックオフの流れから、
アネルカのスルーパスに反応したトーレスの今季初ゴールが生まれる。

コンディションはすごくいいのに、ゴールが出ないばかりに
ずっと批判の的になり続けていたトーレスのゴール(ただし80分過ぎに
無人のゴールへのシュートを外したのはいただけなかった)、

そして契約延長しないであろうということがニュースになって
モチベーション低下が心配されたアネルカの活躍は、
今後に向けて好材料だ。

その後に訪れたPKのピンチをルーニーがこけてくれたおかげで、
後半もズルズル押されっぱなしで追加点を取られなかったのも良かった。
ルカク、ミケルの投入は何ももたらさなかったけど。

とにかく、ユナイテッドの強さを再認識した試合。
そして、全体的にラフプレーが少なくクリーンで、リスペクトがある
ゲームになったのは、試合前から両監督がお互いを称賛するコメントを
送ったりしていたこともあっただろう。負けたけど、いい試合だった。

この大一番が、序盤戦であったことを幸いだと思わないといけない。
ここから離されずについていくこと、そして後半戦ホームのマンU戦で
勝つこと、これが優勝を諦めないための必須条件だ。
8/31を以て、欧州サッカーの移籍市場が閉じられた。
今季の印象としては、本当に強くて金のあるクラブは、
ギリギリまで粘らず、早い時期に獲れる選手だけ獲って、
あとはプレシーズンでじっくり様子を見ながら余剰戦力の整理
で売る、もしくは貸し出すことを考えていたように感じる。

逆にそれができない追随クラブは、直前まで綱引きを続け、
結果的に帳尻合わせのような移籍が多いような気がするが。

目立った期限ギリギリ30~31日の移籍は、以下の通り。

<プレミア>
[チェルシー]
IN:R・メイレレス(フル←リヴァプール)
OUT:ベナユン(レント→アーセナル)、カクタ(半年レント→ボルトン)、
   ファン・アーンホルト(レント→ウィガン)

[アーセナル]
IN:ベナユン(レント←チェルシー)、アルテタ(フル←エヴァートン)、
  メルテザッカー(フル←ブレーメン)、パク・チュヨン(フル←モナコ)、
  アンドレ・サントス(フル←フェネルバフチェ)、
OUT:ベントナー(レント→サンダランド)、トラオレ(フル→QPR)

[リヴァプール]
IN:ベラミー(フル←マンC)、コアテス(フル←ナシオナル)
OUT:R・メイレレス(フル→チェルシー)、J・コール(レント→リール)、
   ヌゴグ(フル→ボルトン)、ポウルセン(フル→エヴィアン)

[トッテナム]
IN:パーカー(フル←ウェストハム)
OUT:パラシオス(フル→ストーク)、クラウチ(フル→ストーク)、
   ハットン(フル→アストンヴィラ)、ジェナス(レント→アストンヴィラ)、
   ベントリー(レント→ウェストハム)


[マンC]
IN:ハーグリーブス(フリー←マンU退団)
OUT:ベラミー(フル→リヴァプール)、ライト・フィリップス(フル→QPR)

<リーガ・エスパニョーラ>
[レアル・マドリー]
OUT:ガゴ(レント→ローマ)、レオン(レント→ヘタフェ)、
   ドレンテ(レント→エヴァートン)

[アトレチコ・マドリー]
IN:ジエゴ(レント←ヴォルフスブルク)

<セリエA>
[ミラン]
IN:ノチェリーノ(フル←パレルモ)
OUT:オッド(レント→レッチェ)

[インテル]
IN:サラテ(レント←ラツィオ)
OUT:サントン(フル→ニューカッスル)

[ユヴェントス]
IN:エリア(フル←HSV)

[ローマ]
IN:ガゴ(レント←Rマドリー)、ピャニッチ(フル←リヨン)、
  ケアー(レント←ヴォルフスブルク)、ボリーニ(レント←パルマ)


プレミアでは、モドリッチのチェルシー移籍破談(たぶん)がいろんなクラブに
影響を及ぼしたのではないかと思われる。
あとは、アーセナルがセスクとナスリ残留に固執しすぎて、
彼らの移籍金を使った効果的な獲得交渉に時間が足りなかったのでは。

次の機会は、強豪クラブの新シーズンの顔ぶれを、ひとつずつおさらいしよう。
$New York サラリーマン駐在日記 by ats

この週末は、シカゴへの米国内初出張から、ハリケーンと、
なんだか慌ただしかった。

金曜日の夕方にいったんオフィスに戻り、PC等を持って帰宅。
帰り道にNARAで乾きもの系(パンやお菓子、カップ麺)を買い込んだ。

本当は週末、土曜日は後輩の家で食事会、
日曜日は昼間に中古車屋、夜はサッカーを観に行くはずだったのだが、
すべてキャンセル。

結果、土曜日は家でずっとTV。
午後までプレミア見て、ミラン戦も見れると思いきやストで中止。
そこからはずっとニュースを見てた。

夜に入り、渦巻きに合わせるかのように少しずつ雨風が強くなる。
でも正直、日本の強めの台風と変わらない。
緊急避難とか地下鉄止めるとか、ちょっと大げさに感じた。

で、ピークがどうなるか見たかったので夜中も頑張って起きてたが、
たぶん4時くらいに寝てしまった。
おそらくその後、早朝あたりがピークだったと思われるが、
寝てしまったこともあり、Ireneの怖さはちっとも感じず。

そして予想通り、結局通る時より通った後のほうが大変だった。
日曜日の9時過ぎに起きたが、家は停電。
TVがつかないので車の中でラジオを聞いてみたが、まああんまり
何言ってるかわからないし、飽きてすぐに家に戻る。

会社のPCでネットを立ち上げ、LIPAのHPを見ると、
丁寧な地図表示つきで、今全世帯のうち何件が停電してるかを
更新している。ほぼ50万世帯、全域で停電中のようだ。

結局停電が解消したのは月曜の午後。
冷蔵庫とコンロとレンジが止まって食べる物がないので、
後輩と外食して帰ってきたら電気は復旧していたが、
なぜかキッチンの一部だけ止まったまま。
コンロ、換気扇、炊飯器が使えない状態だった。

でも今日になって大家さんに電話して頼んだら、
帰ってきたら直っていた。Thank you!

今回はオバマが非常事態だって言うほど大騒ぎしたわけだが、
結果的にはカテゴリー1だし、あまりたいしたことないと思う。
ただ、前から思うがアメリカのインフラ整備がいい加減すぎるから、
被害が拡大するだけのことだと思う。

普段から、ちょっとした雨ですぐに道路は氾濫している。
普段から木が電線に絡まったまま放置されてるから、ちょっとしたことで停電。
道路整備も適当だから、雨や雪の影響ですぐに割れる。

もちろん雪は大変だろうし、整備が追い付かない台所事情かもしれないが、
そこらへんの自己反省は一切なく、「我々は試練を与えられた」的な騒ぎ方は、
ここの国民性の賜物だなと実感。

カトリーナでの失敗や、NYでは年初の大雪で大混乱した反省の結果、
大げさにやったかもしれないが、そもそも先にやっておくことあるでしょうに。

ま、この1か月で、猛暑、ひょう、地震、ハリケーンと、
かなりの異常現象を体験したので、あとは今年の冬で大雪を乗り切れば、
こういう類のことに対してはもうびっくりしないかな。

あ、テロがあるか・・・
9・11がちょっと心配。