紅茶は水の次に多く飲まれる飲み物と言われるだけに、
世界的な消費量は膨大です。
ロンドンの商人の中で初めてお茶を売り始めたカウェイは1658年、
「すべての医師たちが勧める中国の神秘の飲み物」を販売するという広告を
新聞に載せたという話があります。
普通の人なら「紅茶」を知らない人はほぼおりませんが、
その反面紅茶とは何か?を正確に知っている人も少ないと思います。
何より、紅茶はメリットがとても多い飲み物です。
まず、種類においてワインに匹敵するほど多様なため、
産地や季節、加工法によって多様な味と香りを楽しむことができ、
体にとって健康に有益な成分が多く含まれています。
特に紅茶に含まれた「テアニン」は
体に吸収されるカフェインの量がコーヒーよりはるかに少ないにもかかわらず、
覚醒効果や緊張を緩和させる効果はコーヒーよりも大きいのです。
「紅茶」と「緑茶」の違いについてよく分からない方が多いので、
2つの違いについてご説明いたします。
ヨーロッパ人は1850年頃まで
緑茶用の茶の木と紅茶用の茶の木が別にあると誤解したとも言われています。

しかしそれは間違いで、単一種の茶の木から加工方法の違いによって
緑茶、黄茶、清茶(ウーロン茶)、白茶、紅茶、黒茶の6種類のお茶が作られるのです。
特に酸化度によってお茶の種類が分けられ、
緑茶は酸化をせず紅茶は酸化をさせます。
酸化は「発酵」とも言われ、酸化酵素が酸素と接触して変化が起こることです。
リンゴの皮をむいた時に茶色に変わることが酸化の代表的な例です 。

整理すると、
①一つの茶の木から、加工方法によって6種類のお茶を作り出すことができる。
②紅茶と緑茶は一つの茶の木で作られ、加工方法の違いで変化する。
③紅茶や緑茶の最も大きな違いは、酸化をさせるかさせないかである。
ということです。
次は紅茶の誕生についてお話いたします。


