こんばんは。
かごしま りえです。
 
今日は節分。。
 
2月4日は旧暦で新しい年の始まり。
それまでにいらないものを処分して新しい年を迎えると、
開運に繋がるという記事がありました。
 
最近開運という言葉に目がない私にこ
 
年末にもたくさんいらないものを捨てたのに、
改めて見てみるとまだまだいらないものはありました悲しい
 
そんな中、久しぶりにとってもうれしい物を見つけました。
 
小学校から大学までずっと野球を続けていた息子。
 
彼が野球を始めてからは我が家の優先順位の一番は息子の野球でした。
 
今ではインドアな事ばかりしている私ですが、
ちびっこ野球の頃から、息子が高校3年の最後の夏まで毎週末、
写真のかばんを持って常にグランドに通い続けていました。
日焼けも恐れずに、、、。
 
大切にしまっておいたカバンの中にあったのは、小、中の卒業の際と
高校2年と3年の夏の大会前に息子がくれた手紙。
試合に行くときはいつもカバンに入れていた。
 
涙なしでは見ることができない手紙ですが
つい笑ってしまうのは小学生の頃と、高校生の頃の彼の書く文字が変わらない事。。kanatu汗
 
小学生の頃は野球が楽しくて楽しくていつも野球をしていた。練習のない日も。。
「母ちゃん、野球を教えてくれてありがとう」って書いてあった。
そうだった、小学生の頃まではキャッチボールの相手してたんだったって思い出した。
 
中学の頃は反抗期、手紙からもそれを読み取れるのに
彼なりに精一杯の感謝の言葉が書いてあり、
硬式野球をしていて全国大会にも出場もできて、「自分に野球をやらせてくれてありがとう」
って。
私たちは、全国大会に連れて行ってくれてほんとうれしかった。
 
高校では怪我に苦しみ、悩み、つらい思いをしていた事に触れ、
良いと聞くとどこへでも、東京までも連れて行った私に、
「いつも喧嘩ばかりだけれど、最後の大会に間に合ったのは本当にかあちゃんのおかげです、感謝してます。」って

本当に苦しんでた。。
ずっとキャッチャーをしてきて肩を痛め、思うように投げれなくなって。
2年の夏の大会後、秋の大会には何とか出場したけれど、冬の間にしっかり治すため
ずっとノースロー(球を投げることをしない)を続け治療に専念したはずが
3月やっぱり思うように投げれなくて、春の大会に間に合わなかった。

ほんといろいろな所へ連れていった。
どうしていいか、どうしたら治るのかわからなくて私も辛かった、あの頃は。
でも彼はもっと辛かったはず、最後の夏をあきらめられるわけがない。
何でもできることはしようと思って東京へ連れて行って
ほんとよかったって私が一番思った。

最後の夏、背番号「2」を縫い付ける時、あんなにうれしい事はなかった。
いつも背番号を縫うのが楽しみだったけれど、あの時は泣きながら縫った。。


息子が野球をしてくれて私たち家族は本当に楽しかったし、うれしかったし、幸せだった。
いろんな所へも行けて、大好きな坂本竜馬の桂浜へも、思いがけず伊勢神宮へ参拝に行くことも、練習試合に行って雨が降って親たちは観光になった。

たくさんの人に出会えて、いつも楽しかった。
冬の間はあまり会えなくて、春になって練習試合が始まるのが待ちどうしかった。
みんなに会えるのが楽しみで。。
 
そんな息子が高校の卒業式の日。。。
 
式が終わって教室での最後のホームルーム。
先生が突然、一人ずつお別れの挨拶をしようと言いだし、
何も聞かされていなかった子供たちはざわつきながらも
順番に友人、先生にさようなら、とありがとうを伝えていた。
 
最後から2番目、教壇に立って挨拶を始めた息子。
写メを撮ろうと携帯を構えていたら、突然
 
「今日は親も来てくれているので、最後くらいはまじめにやります」
 
と言いだし、みんなの前で私に感謝を伝え始めた。。
 
それこそ突然の事に、私はびっくりして写メどころでなくなり
涙で息子の顔も見れず、号泣して。。
うれしかった。。それまでの苦労なんてすべて吹き飛んでしまうくらい。
お母さんをやってて良かったって、心の底から思った。。
幸せな卒業式だった。。
 
後ろで誰かのお父さんまで泣いてくれていて感動した。
お母さん仲間もみんな泣きながら「よかったね、いい息子だね」って、
「苦労した甲斐があったね」って。
 
今思えば本当に大変な事がたくさんあって、その度うろたえて、
悩んで、怒って、泣いて、喧嘩して。。
そんな自分に落ち込んで。。
夜も眠れないほど心配して、体重まで落ちて。。、
母親としての自信がなかったから必死で、言葉を上手に使えなくて
子供たちを傷つけ、辛い思いもいっぱいさせたと思う。
 
あのころの自分に教えてあげたい、「大丈夫だよ」って。
「そんなに心配しなくても二人とも立派な大人になるから」って。



いらないものを捨てるつもりが、
 
大切な幸せな思い出を思い出すことができた。。。

ますますいい年を始められそうな気がする。
やっぱり今年はいい年だわ。
 
あの開運の記事を書いてくれた人にお礼を言いたいくらい。。。
(なにで見たのか覚えていないけど、、、悲しい

 
 
息子はあと少しで家を離れてしまうけど。
将来への一歩を踏み出す彼を、これまでと同じように応援して行こうキラキラ