突発性難聴の場合、治療すると早い人手3~4日で改善がみられるとのことだった。
私(ATP)の場合は、そのような改善の兆候がなく、気分的にもやもやした日を送っていた。


規定の治療期間(10日間)が終了する2日前に、MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)という、脳の画像を撮った。
CTよりも鮮明に映るのが特徴のようである。


MRIの手順は以下。患者は言われたまま動けばいいので、特に難しいことも怖いこともありません。(そもそも痛くないし...)

(1)まず、移動可能なテーブルの上に横になる。
(2)頭をベルトのようなもので、軽く固定される。
(3)テーブルが移動し、円状になった機械の中に入っていく。
(4)撮影が開始される。
(5)テーブルが移動し、体が機械から出される。
(6)腕腫瘍がある場合に目立たせるマーカーのようなものを腕から注射で入れる。
(7)再度、テーブルが移動し、体が機械の中に入っていく。
(8)撮影が開始される。
(9)テーブルが出てきて、撮影終了。


MRIを撮るには、装置の中に体ごと入れて、頭の輪切り画像を撮るのだが、何しろ音がうるさい。
もちろん、我慢できないレベルではないが、撮影中はずっとガンガンと打撃音がする。
結構、不愉快である。病院によっては、使い捨ての耳栓を出すところもある。


翌日、朝7:00頃に病棟の耳鼻咽喉科の部長に呼ばれて、ナースステーションに行った。

入院中に、この部長に診てもらったことは一度もなかった、耳鼻咽喉科のT部長と言うことで顔と名前は知っていた。