《ミスターMC》自由に恐怖はつきものですが | 語部屋

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~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

『ミスターMCのパンドラ裏話コーナー』

※あくまでもイメージです。劇中の同名キャラクターとは異なります。

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皆様こんばんは、ミスターMCです。


本日も稽古の様子をご紹介致しましょう。

いつもと同じ様にアップから始まったのですが、今日は一工夫が加わりました。
本編では、不思議な歩き方をするシーンが登場するのですが、その動きを取り入れたのです。
普段しない動きだからこそ、少しでも馴染ませておきたいものです。


さて、月曜日では2つの演目について稽古をしております。

先ずは、『フル・スカーレッド』

中盤から山場にかけての、動きや台詞の確認。
特に一番の見せ場になるであろうシーンを重点的に行いました。

その後は、『インザストーム』

大まかな動きは決まっていましたが、細かく整理する為に改めて冒頭から行いました。

ここだけの話、この演目が一番賑やかです。

会場である楽間を、皆で所狭しと動き回ります。
その為、より正確な位置取りや出捌けの処理が求められるのです。
今までのパンドラとは、かなり異なった方向性や空気感の演目になるでしょう。


本日までで、全体の7~8割に動きがつきました。
しかし、演出の島崎敦毅様はこう述べました。
「整理をしているだけで、まだ演出をつけているとは言えない。だから、早く演出の仕事が出来る様に協力して欲しい」と。

稽古以外の時間を如何に過ごすか?
これに尽きるでしょう。


台詞や動きに捕らわれてしまっていては、内面や感情などが疎かになるのは当然の事。
それらの呪縛から解き放たれた先にこそ、真の面白いがあるはずだから―。
その解呪の……はじまり、はじまり。