Next Door | 語部屋

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~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

1ヶ月振りに体重計に乗ったら 4kgも減っていました…。

最近 動き過ぎだからでしょうか、ちょっと心配です。




ATPで大道具を担当しているのは 以前も書いたと思いますが、

今 作成しているものについて、今日はお話します。



ATPブログ にて 情報が公開されている、

『チルフェス』と言うイベントに向けて 色々と作っているわけですが、

それが 過去最大規模の大道具なのです。


会場がホールということもあり、大きさも種類もハンパないです。



設計して、資材を購入して、作業へ、と ここまでは順調でした。

しかし 設計の段階から1つ不安要素がありました。


それは 通称 ドア と名付けた装置でした。


ある程度のイメージが出来たので 何とかなるかと思いきや、

実際に作成する段階で 重要な見落としに気が付いたのです…。


「どうやって運ぶのだろう?」


ホールへの搬入だけならば、『パーツごと作って向こうで組み立てる』といったプランも可能なのですが、

稽古場で使用するとなると 話は変わってきます。


なぜならば、『分解して再度組み立てる』ことが前提になるからです。

こうなると 可能な手法が限られてくるので、設計図の見直しが必要になります。


というのが 1週間前のことでした。



それから打開策も無く 時間だけが過ぎ、

案が浮かぶまで先に作っていた他の装置も ほぼ完成が見えてきました。


「いいかげんに取り組まないと」


しかし、焦りのせいか 暑さのせいか、

資材を前にしても 頭が働きません…。


「正直に謝って、ドアの作成を中止しようか」

そんな考えすら 頭をよぎりました。


しかし ここで諦めるのも悔しい。

「出来る範囲で作り始めて、それでもダメだったら本当に諦めよう」


そして 行動を開始しました。

測って、切って、打ち付けて…と。



その瞬間、何かが頭をかすめました。

「このパーツを、こっちに転用すれば」


とっさのことで 思考が一瞬止まったかのように感じました。


そして 確証の無いまま、その考えの通りにパーツの配置を変えると…。



すべてが 一気に解決しました!!

運ぶことも、組み立てることも、分解することも、どれもが可能だったのです。


「よし、この調子で作るぞ!!」

とモチベーションが上がったところで、作業終了の時間となりました。


しかし、これでうなされずに ぐっすり眠れそうです。

特に今朝は、ひどかった…。




その後は、稽古に行ってきました。

僕は『チルフェス』の若手企画に出演しますので。


そして今日は珍しく、瀬里香さんと2人きりでの稽古でした。

2人での読み芝居なので、掛け合いが重要だったりします。

文章を馴染ませる為に ひたすら早く読んだり、背景や情景を想像したりと、濃密(?)な時間となりました。




追記

プロフィールに『履歴』を追加しました。

タイトル欄を一部修正しました。

ピグを作ってみました。(べっ、別に 瀬里香さんに言われたからとかじゃないんだからね!)