母のDNA | Timeless Hrglass

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ここで 何度か母の武勇伝を披露してきたが

紛れもなく 私は あの母のDNAが組み込まれた娘なのだ


今ではかなり大人しくなってしまったが・・・

職場では死んだ貝のように 口を開かないが

会議になると 別人格(今だとばかりに多弁になるw)


10年程前、こんな事があった


友人の一人娘(当時は中学生)が学校で 外履きのスニーカーを盗まれた

内履きの運動靴で トボトボと歩いていたところ

たまたま お休みで買い物をしていた私と 遭遇


下を俯いて 今にも泣きそうな表情

お帰り~♪元気ないけど 何かあったの~?と声を掛けると


“買ってもらったばかりのスニーカーを盗まれた・・・”


そう言われて その子の足元を見ると 白いバレーシューズ


その瞬間 母から組み込まれた恐るべしDNA出現!


その足で 中学校まで猛ダッシュの私(陸上選手だったので足は速い)


いきなり中学校に乗り込み

“○○の叔母(ウソをついた)ですが、校長先生にお話があります!”

私の形相に驚いた事務員(?)が校長と副校長を呼んできた

どうぞ スリッパをお履き下さい・・・と言われた

そう・・・怒りが頂点に達し 裸足だった(夏だったから 靴下は履いてない)

出されたスリッパを 右手で投げつけた

驚いた2人・・・“ど、どうぞ 校長室まで・・・”と 


“○○の叔母です、今日の帰り 姪がスニーカーを盗まれたという事は担任から聞いていますか!”

目を合わせる二人・・・どうも聞いていなかったようだ

“犯人捜しをしてくれ!というのではありません!あの子が30分 どんな気持ちで歩いていたか、あなた達わかるんですか!担任のフォローはないのですか!”

二人 しどろもどろになりながら “内部の犯行ではないです”と言い切った

そんな事を聞いているんじゃない・・・話しにならない

担任がまだ 教室にいると聞いて また走った私


担任いたよ、大柄なオトコ

“○○の叔母ですが、どうして 姪をあの姿で帰したのですか!犯人捜しをしてくれという事ではなく、姪のココロの内、もし あなたのお子さんが 同じ状況に出くわしたら どう思いますか!あなたは 体育の先生でしたよね、ノウミソまで筋肉で出来ているのか!”と どデカイ声で。。。数十分。。。

何と 母親にも 校長にも連絡していなかったんだと~

そして ヌケヌケと“他にも盗まれた子いますし 外部犯行です”と・・・

はぁ~~~何言ってんの?私が言っている事 聞こえてるの?

再度繰り返すと“帰り、自分の車で送って行こうと言ったんですが 本人が拒否したので・・・”

当たり前だろ!と心で叫んだ


もう お話になりませんわ。。。

ムダな時間をこれ以上・・・と帰ってきた


いろんな考えがあると思う

この教師と私の価値観の違いだったかもしれない

自分にとって受け入れられない行動でも、

相手にとっては普通の事かもしれない

自分なら絶対にしないからといって、他の人も同じように感じるなどと思ってはいけないんだ

これは、被害妄想になる事ではなく、「他の人が自分の思うように行動するとは限らない」ということ


ハッ!私は何てことをしたのだろう・・・

保護者でもないし 頼まれた訳でもない・・・

友人に何と言ったらいいのか・・・


素直に言いましたよ・・・出過ぎた事をしてしまった・・・

猛烈に反省したが後の祭り


余計な事を!あなたはそこまで・・・と言われても当然・・・どうしよう・・・

“ありがとう・・・母子家庭だから 私は言いたくても・・・嬉しい・・・他人の為にそこまで・・・”と 涙ぐんだ


ええぇぇぇ・・・本当に良かったのだろうか(お節介過ぎだよね・・・)


その子は後々 私の大声を聞いていた同級生たちに

ヤクザの叔母さんがいると 在学中 言われ続けたらしい。。。

でも イジメられなくて 良かったでしょう(笑)←笑えないね・・・

恐るべし 母のDNA


追記:今 私も看護の中の一部の分野を学生に講義し“教師”と呼ばれる身

昔から人間観察が大好き

いろんな個性があるなかで それぞれ尊重しているつもり

古い考えだとは思うが 教師、看護師は聖職だと思っている


いつも 自分に置き換えモノを考える癖がある


「さすが、先生さまだよな~!上から目線が気に入らない!どこまでプライドが高いんだ!」と罵られる事も多い

しかし そんなつもりはない、持つべきプライド・不必要なプライドは理解しているつもりだけど まだまだなのかな~

偉そうな事を言えるオツムもない

ただ 相手が興奮・逆上しているとき 同じラインに立たないだけ

解決にならないから自分を殺しているだけ


人生は双六のようなもの
投げられた賽の目に一喜一憂する
でもその賽を投げるのは
あなた自身