厚生労働省は赤ちゃんへの授乳や離乳の方法を記した指針を12年ぶりに改定しました。

「授乳・離乳支援ガイド」です。

情報収集の早いお母さんたちはもうご存知かも・・・

離乳の開始を5~6ヶ月とし、発達の目安として、
・首のすわりがしっかりしていること
・支えてやるとすわれる
・食べ物に興味をしめす
・哺乳反射(口に入ったものを舌で押し出すこと)が少なくなる
このような発達をしてくると、離乳食を開始します。
およそ5~6ヶ月の頃です。

離乳準備の考え方も変わりました。

・離乳開始前の乳児にとって、果汁を与えることによって、乳汁の摂取量が減ることは望ましいことではない。
・乳汁摂取が減ると栄養分の摂取量の低下が危惧される。
・果汁の過剰摂取と低栄養や発達障害との関連の報告があること
ということで、離乳食の準備として果汁をあげることは、栄養学的な意義は認められていない。

今まで、果汁は、スプーンの練習とおっぱい以外の味に慣れるためにあげていたけど
この時期の果汁の栄養的意義は認められなかったことと、
果汁を飲むことで哺乳量が減少し、必要な栄養分が不足することが心配されること
哺乳反射が少なくなれば、スプーンは自然に上手になるので、すすられなくなりました。

きっと、えっ?!今もうあげているんですけど・・・という人もいると思います。

そういう方は、今回の改訂の理由をご理解いただき、絶対にあげたらダメというわけではないけど、多くなりすぎないように、おっぱいやミルクの量に影響しないように気をつけてください。

今日はここまで。