仕事で京都に行くため
 
いつも阪急電車を利用します。
 
 
↑ これは、梅田駅構内の風景。
 

来年から有料となる指定席のPRが貼られている掲示板

 

ここは ヅカの公演ポスターの指定席でした。
 
もうずいぶん長い間、そうでした。
 
この掲示板を眺めては つぎの公演 どんなかな~ と
 
思いを巡らせるのが 楽しみでした。
 
ですが、
 
いま、駅のどこを見渡しても、ポスターは皆無。
 
こんなこと 何十年にわたる長い阪急電車利用歴史のなかで
 
はじめての経験です。
 
 
↑ こちらは、車内の吊り広告ですが
 
こちらも、同じく、ヅカ色はゼロ。
 
タイガース日本一おめでとうポスターが、デカデカと。
 
乗車マナーの啓発ポスターが、ひっそりと。
 
阪急電車なんですけど 阪急電車じゃないみたい。
 
 
 
それもこれも すべて 
 
いま問題になっている歌劇団の事案の影響だと思われます。
 
マスコミの攻撃が激しくなるにつれて
 
貼られていたポスターも いつしか 姿を消しました。
 
渦の中心の 歌劇団のみならず 
 
阪急阪神ホールディングス そのものが いまは鳴りを潜めて 
 
嵐が 通り過ぎるのを待っているかのよう。
 
世間が 忘れてくれるのを待っているかのよう。
 
人の噂も七十五日 でしょうか?
 
このまま 口をつぐんで 無かったことにして
 
ほんとうに いいのでしょうか?
 
それこそが 問題の原点のような気がします。
 
 
週刊誌でも ネットでも 糾弾派やら 擁護派やら
 
毎日毎日 入り乱れて 相手を叩き合う様相を呈しているらしい。
 
今まで ブログで この問題に あまり触れない状態で来たのは
 
何が正しいのか 事実はどこにあるのか
 
それが闇の中に隠されたまま 杳とも知れないため
 
ただ 個人的な感情に任せて つらつら書き綴っても
 
あまり意味がない というか  虚しい というか
 
そんな思いが ずっと 胸のなかにあったからです。
 
 
だけど
 
このままで良いはずはない と 思っています。
 
知らんふりして良いはずはない と 思っています。
 
大多数の真面目なジェンヌさんが いまも 努力を重ねている限り
 
タカラヅカは 一日も早く 元の輝きを取り戻してほしい。
 
夢を見させてくれる舞台であってほしい。
 
 
そのためにも
 
すべての劇団関係者 阪急阪神HDの偉い方々は
 
亡くなったジェンヌさんの心の痛みを 自らの痛みとして受け止め
 
哀悼の意を示すことから そこから 始めていただきたい。
 
企業の経営も大事  劇団のイメージ保持も大事
 
でも その前に まず 
 
人の命が最も大事であることを しっかり認識するべきじゃないでしょうか?
 
小林一三翁が存命なら なんと仰るかしら? 
 
1年の終りに 胸を痛めながら そんなことを思っています。