ずいぶん昔に3×3のルービックキューブがはやったことがあった。

 

今は4×4や5×5などのバージョンもあるようだが、それらは難しすぎて論外として、

 

以前まったく歯が立たなかった3×3のルービックにもう一度挑戦してみたくなった。

 

それは何故かというと、そもそもルービックって何に似ているのかを知りたかったためだ。

 

考えて、くるくる回して正解に導いていくそれは一体何なのか。

 

何ににているのか。たとえば、将棋、囲碁、連珠、オセロなどか。

 

それが知りたいため、まったくゼロからやってみようと思い立った。

 

ただ、くるくると適当に回していけばいつか6面が揃うものでもないことは分かっていた。

 

そこでYOUTUBEでそのやり方を探してみた。一番やりやすい方法を解説していたものを見つけ、その解説者のとおりに真似て何回も練習してみた。

 

完成にもっていくためには、それぞれの段階で覚えて、やらなければならないやり方というものがあった。

 

第一ステップではこうやり、第二ステップではこうやるといった具合だ。

 

そうした各ステップに到達したら、次のやり方を行っていく。

 

これを繰り返していくと、6面が完成して晴れて「やったー」ということになる。

 

2日でやり方を覚えて、出来るようになった。その時点では、これは資格試験に似ていると思った。

 

暗記すれば、よいのだ。しかし、時間がたつと途中でやり方を忘れてしまう。

 

これどうやるんだっけとなる。そして1ヶ月練習してみて、30分以内でなら出来るようになった。

 

出来るといっても、こんなもの。世界には10秒以内に出来る人もいるが、雲の上の人だ。比べものにならない。

 

練習を毎日やって出来るようにするやり方は、ピアノの練習と同じだと思った。

 

頭で覚えるだけでなく、身体で覚えないとだめだという点だ。結局、覚えたら、練習する。

 

これが、ルービックキューブ習得の方法だった。