くまも歩けば・・・昭和のバス
少し 切ない気持ちを残しながら、大船渡から盛岡へ戻る為に乗った バスは
かなり年季の入ったバスでした。
車内も僅かですが 魚臭がこもっていて、陽射しが強く暑い日でしたがクーラーも
つけられてはいませんでした。
出発時刻間近になって乗り込んできた 運転手さんが、運転席に乗り込む前に
バスに乗車していた 達、乗客に向かって
「すいませんね。昭和のバスなもんだから、車両古いしクーラーも効かないだわ」
「平成の新しいバスは流されたので、今動かせるのはこれだけなので我慢して
ください」
運転手さんのせいではないのに頭を下げてくれました。
鉄路が使えない被災地で公共交通機関の重責を担っているのは 路線バス
被害を逃れた車両をフル活用して工面しているようでした。
電光掲示板の料金表もつかずクーラーも効かず表舞台から退いていた昭和のバス
いきなりまた走らせられることになって 困惑したでしょうが頑張っていました。
この 昭和のバスに乗れたのも
中々貴重なことかも
あれから数週間 ・・・
昭和のバス、今も頑張っているかなぁ~