牙狼〈GARO〉-魔戒烈伝- 第11話 ~陰日向 | 気まぐれ日記

牙狼〈GARO〉-魔戒烈伝- 第11話 ~陰日向

共に修行をし、腕を競っていた友カズマ。怪我により魔戒騎士を諦め閑岱を去った彼に会って確かめたい事とは...。



喧騒とする町。横断歩道の真ん中で佇み、信号が替わった事に気付かない翼を促すクラクションに煩い、と槍を構える翼。



邪な視線を寄越す女、絡む男、ホラーと見紛うカップルにはジジイ呼ばわりされ、馴れない都会での人探しに苦慮。



女子高生達を眺めてぼんやりする翼に、鈴が恋しくなったか?と軽口を叩く魔導具ゴルバ。そんなことは無い!時間はあると言いながらも険しくなる表情。



とある飲み屋。喋るブレスレットにはしゃぐ女性達に囲まれ戸惑う翼に声をかけてきたのは邪美。なんだ、邪美の知り合い?ようやく女性達から解放されてカウンターへ。



こんな時間から酒とは。嘆く翼を尻目に酒をあおる邪美。

何故町へ?事情を聞き力添えを申し出るも、これは俺の問題だ、と即座に断る翼。



勤め先を辞めたカズマ。彼はどこへ。



ホラーの気配だ!管轄外であろうともホラーは斬る!



その出で立ち、魔戒騎士だな。人質を盾に、お前も旨そうだ、とホラー。動きがとれない翼を邪美の術が助ける。



当店はドレスコードがあります、入り口の男性に声をかけられた翼は、自分には関係無い!と男性を突き放し、奥の厨房へ。ようやく見つけた、カズマ。翼、何故ここへ!?

厨房から飛び出したカズマを追ってきた同僚を人質に対峙する二人。

お前に確かめたい事がある、だがそれはお前が人間であった場合だ。

俺もお前に伝えたい事がある、だが、忘れてしまった。ニヤリ。邪悪な笑みを浮かべるカズマ。



割って入った邪美の術で人質は解放される。邪美、力を貸してくれ!おや、随分素直だね、もとからそのつもりだよ。連携プレイ。鎧召喚。ホラーと化したカズマを浄化。



カズマが消えた地面を撫でる翼。



友がホラーとなったのかを確かめるために探していたんだね、と語る邪美に否と答える翼。訝しげに翼を見る邪美。

俺は、あいつが騎士の誇りを、心を、未だ持っているかを確かめたかった。人質を解放した、その態度から騎士の心が残っているのを感じた、だが、ホラーとなってはやがて人を喰らう存在に成り果ててしまう。陰我とは、かくも恐ろしいものだ。

カズマは、それをあんたに伝えたかったんじゃないか、人の弱さを、陰我の恐ろしさを。

ハッとする翼を慈愛に満ちた表情で見つめる邪美。



そっと肩に手を添える邪美の胸で男泣き。
 


翌朝。喧騒とする町。横断歩道の真ん中で会話する二人。何故着いてくる、と険しい表情の翼に、あんたが力を貸して欲しいと言ったから、今日も明日もこれからもずっと力を貸すよ、と邪美。見つめあう二人。



またクラクションを鳴らされるぞ、ゴルバの言葉に我に返った翼は邪美の手を握り締めて道を歩んで行った。

次回、最終回、金字塔。


εïз ...。✿*゚‘゚・.。.:*εïз ...。✿*゚‘゚・.。.:*


ホラーと化したカズマよりも、人々の為に生きる自分達こそを陰と言い切る翼に、魔戒騎士の運命の厳しさを感じます。日のあたるところに陰は出来る。魔戒騎士であろうと、ただの人であろうと、そこに違いは無い。

...と、固いことを書いている場合じゃないね。

あの堅物くんが!

邪美ねーさんの手をとったよ!
www(≧▽≦)

萌えたわぁ♪