アトピーを持っている方の中には、
喘息(ぜんそく)を持っていらっしゃる方が少なくありません。



なぜ、アトピーと喘息を両方持っている方が多いか?



それは、
根本原因の一つが共通しているからです。



その根本原因とは・・・。



私が口をすっぱくしてお伝えしている、
「リノール酸の摂取過多」です。



リノール酸が体の中で代謝されることで生成されるものの中に、



「ロイコトリエン」という物質があります。



で、ぜんそく患者は、
「抗ロイコトリエン薬」を処方されるのが一般的です。



つまり、ロイコトリエンの働きを抑える薬が処方されているのです。
(もちろん、ステロイドや、気管支を広げる薬も処方されますよ)



興味深いことに、
「医学中央雑誌」という、お医者さんなどが利用する雑誌のデータベースにて、「ロイコトリエン」と検索しますと、そのおよそ半分が「喘息」に関する文献です。(@_@;)



喘息とロイコトリエンとは、切っても切れない関係にあるようです。



「喘息患者には抗ロイコトリエン薬を処方する」



というのが、お医者さんたちの常套手段の様です。



事実、お医者さんたちに、喘息の治療のやり方を指導している、
「喘息予防・管理ガイドライン2006」
という本があるのですが、ここからも、
「気管支を広げる薬」と「抗ロイコトリエン薬」の2つが主体であることが読み取れます。



「とりあえず息をさせる薬」
と、
「症状を引き起こさないようにする薬」



の2つがあって、後者が「抗ロイコトリエン薬」(が主なもの)
だというわけです。



となれば、ロイコトリエンが出ないような体にすれば良いということですね。



で、ロイコトリエンが出ないようにするには、
その原材料であるリノール酸を減らせば良いというわけです。