なぜ、脱ステで治っていない人がネット上にあふれているのでしょうか?



その答えは明確です。



ズバリ、



「アトピーの根本原因がステロイドではないから」



です。



アトピーの根本原因は、ステロイドではありません。



アトピー患者は、発疹が出たからステロイドを塗るのであって、
ステロイドを塗るから発疹がでる、ということではないのです。
(ステロイドを塗ると、症状が治まりますよね。)



ではなぜ、脱ステをする人は、
脱ステをしているのでしょうか?



それは、どこかの誰かが、



「ステロイドを塗ることによって、“悪循環”が起こっている」
「ステロイドを塗るのをやめれば、“悪循環”が止まる」



といった様なデタラメを語ったからでしょう。



そのせいで、
「ステロイドを塗るのがいけない」
という“錯覚”、“誤解”、“勘違い”を起こしています。



“デタラメ”を語るのが皮膚科医や漢方医といった、
専門家と呼ばれる人だったりすると、それだけで患者は、
それをそのまま鵜呑みにする傾向にあります。



しかし、はっきり言っておきます。



アトピーの根本原因は、ステロイドではありません。



脱ステは苦しいですよね。



で、一方、完治していく時はどの様に治っていくかと言いますと、



根本原因を断つことで、まず、発疹が出なくなります。
そして、発疹が出ないその状態を継続し、皮膚の再生を待ちます。



完治していく過程というのは、
この様な感じになります。決して苦しいものではありません。



1.まず、発疹が出なくなる。
2.それを継続し、皮膚の再生を待つ。



アトピーというのは、こうやって完治していきます。



脱ステの様に、苦しみ抜いたにも係わらず結局イマイチ治らない、あるいは再発してしまう、ということではなく、かゆみのない心地よい毎日を続ける感じなのです。



これが、実際に完治していく人々の姿です。



このイメージを持っておいて下さい。



なお、重症の方や、中等症の方の場合は、根本原因を断ち始めてから1週間後くらいに、リバウンドが来ます。
その時は、いつもより多めに、ステロイドをしっかり塗って下さい。



リバウンドが来ようが来まいが、ステロイドを塗って頂いてOKです。
きちんと塗って下さい。



ステロイドを塗らないことに意味はありません。
ステロイドが根本原因ではないから。
そして、ステロイドは症状を抑えてくれるから。



リバウンドが来ても、相変わらず根本原因を断ち続けていると、また発疹の無い日が訪れます。



脱ステをやって治った、という人は、実は脱ステで治ったのではなく、
「たまたま根本原因を避けていた」、ということです。



脱ステで治ったと思っている人は、
また再発する可能性が高いです。



なぜなら根本原因を知らないままだから。



大事なことは、
ステロイドがアトピーの根本原因ではない、というごく当たり前の発想をそのまま持つこと。



そして、根本原因を正しく知って、それをしっかり断つということ。



この2つが大事です。



根本原因が何であるかは、このブログでいつも繰り返し語っている通りです。