生態系の異変や子どもの発達障害との関連が疑われている農薬の成分が、多数の小学生の尿から一度に数種類検出されたと、農薬問題に取り組む民間団体が報告した。学校給食を含む子どもたちの普段の食事に、いかに多くの農薬が残留しているかを示すもので、専門家らは化学物質の影響を受けやすい子どもの健康を守るために総合的な対策の必要性を訴えている。

ネオニコチノイド系農薬など分析

調査を行ったのは元農林水産大臣の山田正彦氏や環境ジャーナリストらでつくるデトックス・プロジェクト・ジャパン(DPJ)。昨年5月から今年2月にかけて小学1年生から6年生までの50人の尿を保護者の協力を得て採取し分析した。分析対象とした農薬の成分はいずれも殺虫剤で、ネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬の成分7種類と、類似の成分7種類を含む、計15種類。

ネオニコ系農薬は、標的とする害虫だけを効果的に駆除し、生態系や人には比較的安全との触れ込みで、1990年代から世界各国で急速に普及した。しかしちょうどその頃から、各地でミツバチの生息数が激減するなど生態系の異変が次々と報告されるようになった。

そこで、各国の研究者がネオニコ系農薬の毒性を改めて調べたところ、野生の鳥類や魚介類などに起きている異変にネオニコ系農薬が関与している可能性があることが次々と明らかになった。さらに、子どもの発達障害との関連の可能性を示唆する論文が発表され始めるに至り、欧米を中心に予防原則に基づいた規制強化の動きが起きた。

その結果、欧州連合(EU)では、ほぼすべてのネオニコ系農薬の使用が実質、禁止された。米国でもネバダ、ニュージャージー、メーンの各州が野外での使用を禁止するなど、規制強化の動きが広がっている。

日本でも、1990年代から宍道湖のウナギの生息数が激減したり、発達障害と診断される子どもの数が大幅に増えたりするなど、海外と似たような異変が報告されている。しかし政府は、欧米とは逆に農産物への残留基準を繰り返し緩和するなど、使用を後押しするかのような政策を推進した。

50人全員から検出

DPJの調査では50人全員から農薬の成分を検出。ほぼ全員から2種類以上の成分が検出され、中には8成分が検出された子どももいた。農薬の種類別に見ると、最も多く検出されたネオニコ系農薬の成分はクロチアニジンで50人中39人。次がジノテフランで同38人。アセタミプリドが検出されたのは6人だったが、アセタミプリドの代謝物が43人から検出された。検出上位の農薬は出荷量も多く、農業での使用の多さがそのまま尿からの検出の多さにつながった形だ。

最も高い検出値(クレアチニン補正値)はクレアチニン1グラムあたり33.6マイクログラム(マイクロは100万分の1)だった。大半の子どもは10マイクログラム未満だった。

DPJ顧問で医学博士の木村-黒田純子氏は「このような低濃度で悪影響が出ることはないだろうと考えられる」と述べ、検出値自体は高くないと指摘。ただ同氏は同時に、子どもの発達障害が増えている原因として、農薬や有機フッ素化合物(PFAS)、マイクロプラスチックなど様々な有害化学物質への複合曝露が考えられる述べ、ネオニコ系農薬の継続的な摂取を懸念。また、子どもの健康を守るために総合的な対策の必要性を訴えた。

今回調査に協力した家庭は、生活協同組合の中でも無農薬食材の取扱量が多い「コープ自然派しこく」の組合員など、ふだんの農薬の摂取量が比較的少ないと考えられる家庭が多かった。このため、「日本の平均的な子どもの検出値はもっと高い可能性がある」と検査・分析を請け負った農民連食品分析センターの八田純人所長は推測する。

調査に協力した小学6年の男児の母親は「家では可能な限り有機食材を使うなどしているのに、検出されたという結果を知ってショック。母親としては何が原因なのか知りたい」と感想を述べつつ、学校給食が原因ではないかとの見方を示した。

代替農薬が増加

報告会では、38人と非常に多くの子どもの尿から検出されたスルホキサフロルについても懸念が示された。スルホキサフロルはネオニコ系と同じ神経毒で、洗っても落ちない浸透移行性の特徴もネオニコ系と同じ。しかし、ネオニコ系には分類されないため、ネオニコ系農薬への消費者の目が厳しくなる中、その代替農薬として急速に使用量が増えている。

EUは2015年にスルホキサフロルの使用を認可したものの、わずか7年後の2022年に、生態系への影響が大きいとして屋外での使用禁止に踏み切った。米国でも、昨年3月にカリフォルニアやニューヨークなど13の州の司法長官が米環境保護庁(EPA)に書簡を送りスルホキサフロルの使用を厳しく制限する施策の導入を求めるなど、規制強化の機運が高まりつつある。

これに対し日本では、2022年、厚生労働省がスルホキサフロルの残留基準を畜産品も入れると60品目以上の農産物で緩和した。例えば、イチゴはそれまでの0.5ppmから8倍の4ppmに緩和、ホウレンソウは6ppmから3.3倍の20ppmに緩和されるなど、緩和幅が大きなものも多い。(1ppmは100万分の1)

農林水産省が2021年に策定した「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに「ネオニコチノイド系を含む従来の殺虫剤に代わる新規農薬等の開発により化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減」する目標を掲げている。農水省もネオニコ系農薬の有害性は認識しているようだ。

だが、DPJ共同代表の安田節子氏は「ネオニコ系農薬の例からもわかるように、農薬の歴史は、最初は安全だと言われても、後から危ないということがわかったという歴史の繰り返し」と述べ、代替農薬への懸念を示す。そして「農毒(農薬を指すとみられる)に頼らない生活」への転換の必要性を強調した。


以上引用。



人間の身体は、食べた飲んだ毒素を、解毒排毒し、尿からも排出していると思います。


毒素全部が排出されているのかどうかが不明なのが、怖いトコロかと思います。


今日に食べた食材に付いていた農薬やらの薬物等が、どれだけの期間をかけて身体から排出されるのでしょうかね?約200日でしたっけ?


1万人等の大規模調査をすれば、


その結果は想像を絶するモノになるかと思われますが(笑)


子供時代から、乳幼児時代から、農薬と化学調味料まみれで育つからこそ、


子供からオッサン、ジジイまで、朝昼晩とコンビニ食にカップ麺、ジャンクフードだからこそ、


寝てたら治る風邪ごときで、複数の薬物を服用するからこそ、


予防と称した薬物であるワクチンを接種しまくるからこそ、


脳ミソまでもヤラれてしまい


多種多様な疾患に、神経疾患に、


低年齢でも、高齢者でも、


なんせほぼ確実に何かしらの病気になる日本人(笑)


そして、その病気になる確率が、笑えないぐらい高くなり、


また、その病気になる時期が早まっているという


(遺伝もするんだよなぁ)


とても恐ろしい現実。


そして、この状況が、改善されることは、ほぼ「ない」かと思われます♪


日本人3000万人という少数民族時代はすぐそこですかね(笑)


解毒排毒を促進する「天日塩」を食っとけ〜♪