今日は子どもが反抗期で

言葉や態度がひどくて困っている

 

というお悩みについてです。

 

 

女の子だと小学校4年生くらいから、

男の子だと6年生くらいから、

 

今までそんなに反抗的な言葉や行動がなかった子でも、

親に反抗的になることがあります。

 

お母さんにとって男の子はとくに、

かわいかった我が子の態度が急に変わって

悲しくなる。

 

そんなこともあるかもしれません。

 

 

 

【思春期】ですね。

 

 

 

子どもによっては、

「手に負えないほどひどい」

ということもあるかもしれません。

 

 

 

 

困りますね。

 

 

 

 

 

 

どんなことに困っていますか?

 

 

 

 

①イライラした態度

 

②反抗的な態度

 

③言うことを聞かないこと

 

 

 

こんなことでしょうか?

 

 

 

 

この3つの観点に分けて、

 

子どもの側には、どんな意識がかくれているのか、

 

【子どもの心の声】それから対処法について

お話ししていきますね!

 

 

 

 

①イライラした態度について

 

個人差がありますが、

 

女の子だと小学校4年生くらいから、

中学2年生くらいにかけて、

 

男の子だと小学校6年生くらいから、

高校生にかけて、

 

思春期ですので、

体の変化が大きい時期です。

 

 

ホルモンの分泌がこれまでと変わって、

 

子どもの側も、

 

「どうしてこんなにイライラするのかわからない。

でもなんかイライラする」

のです。

 

 

本当の自分と何か違うような気がして、

自分でもびっくりしています。

 

 

気持ちのどこかで、

本当は親にそんな態度をとりたくない。

 

と思っていても、

イライラが自分でも止められないのです。

 

 

お母さんの生理前と同じ。

 

 

なんだかわかんないけど、

 

イライラする。

 

 

アレと同じと思ってみてください。

 

 

 

 

高学年の保健の授業で【思春期】についての学習の時に、

 

「なんだかわかんないけどイライラする」

とか、

 

「自分でもよく理由がわからないけど、

なんだか親に言われるとイヤ」

など

 

経験がある人はいますか?

 

って話をすると、

 

多くの子が大きくうなずいています。

 

 

「そんなつもりはないんだけど、

なぜだかイライラとした態度をとってしまう」

 

と、学校では素直に話す姿があります。

 

 

子ども達にとっても、

ホルモンの仕業とはわからず、

 

「なぜこんな気持ちになるのか」

 

びっくりしたり、困ったり、

しているのですね。

 

 

ですから、

「そういう子に育っちゃった。」

 

と悩まなくて、大丈夫なんです。

 

 

 

なんかわかんないけど、

イライラしちゃうそういう時期だと思って、

 

なんとかしよううとせず、

見守ってあげたらいいと思います。

 

 

見守ると言っても、

 

家でイライラされると、

こちらも嫌な気分になると思います。

 

 

 

子どものイライラに影響されないように、

 

好きな音楽を流したり、

友達とランチして話を聞いてもらったりして、

 

自分自身を子どものイライラの影響から、

守る工夫をしてみてください。

 

 

 

「なんか今日も、イライラしてるなー」

(ホルモンの仕業なのねー)

って、

 

 

少し俯瞰して

子どもを眺めてみてください。

 

 

 

 

次に、

②反抗的な態度について

です。

 

 

よく、個人面談などでお母さんから聞きます。

 

「家での態度がひどいです。」と。

 

 

学校ではそんな様子は見られないので、

 

家だけでそういう姿を見せるというのは、

いいことなんですね。

 

 

家で反抗的な態度をとれるということは、

 

【親を信頼している】のです。

 

 

子どもは「親が受け止めてくれる」ってわかっているから、

反抗的な態度をとります。


 

特に、学校では問題なくて、

では、反抗的。

 

という子は、心配しなくて大丈夫です。

 

 

反抗的な態度をとりながらも、

親が

 

「それでも自分を愛してくれているか」

「自分のことを受け入れてくれるか」

 

確かめています。

 

 

思春期の時期は

「自分の学力、体力、容姿など、友達と比べて劣っている。」

とか、

「自分にはいいところがなにもない。」などを

悩む時期でもあります。

 

 

 

とても不安定な時期なのです。

 

大人が聞いたら、

「そんなこと気にしないで大丈夫!」

と感じる些細なことが

 

本人にはとても大きなことなのです。

 

不安になっています。

 

 

 

 

そんなときに、

 

親に反抗的な態度をとることで、

 

「そんな自分でも親は自分を受け入れてくれるのか、」

「愛してくれるのか。」

 

を確かめています。

 

 

勉強ができなくても、

スポーツでいい成績をだせなくても、

イケメンじゃなくても、

背が低くても、

こんな自分でも

 

「そんな自分でもだいじょうぶ」

「そんな自分もすばらしい」

 

 

って思いたいのです。

 

許してほしいのです。

 

 

それが、反抗的な態度の裏側にある

子どもの心です。

 

 

【愛情たしかめ行為】なのです。

 

 

 

そう考えるとちょっと、かわいくないですか?

 

 

 

親から見たら、

 

ちょっとめんどうくさいのですが、

 

【愛情たしかめ行為】なので、

 

 

 

「大丈夫だよー。」

 

「愛しているよー。」

 

 

 

って、

愛を送ってあげげくださいね!

 

 

 

 

 

具体的には、

 

「愛してるよー」

 

って言うのは難しい方もいるかもしれません。

 

 

 

もちろん、

言ってあげていいのですが。

 

 

 

 

何をすればいいか

1つおすすめするのは、

 

 

お母さんの手料理です。

 

 

 

子どもにとっては、

お母さんの愛が伝わります。

 

 

かんたんでいいのです。

凝ってなくてもいのです。

 

 

ご飯を作ってあげる。

 

一緒に食べる。

 

 

これをやってみてくださいね!

 

 

会話はあってもなくても、一緒に食べてください。

 

 

返事がなくても

一方的にしゃべってるだけでもいいのです。

 

 

時期がくれば、会話も戻ってきますから。

 

安心してくださいね。

 

 

 

お母さんは

変に子どもの顔色うかがって、

オロオロしたり、

一緒になってイライラしたりしない。

 

 

 

何も起きてないかのように、

今までと変わらず、

 

たんたんとした姿を見せるのがいいのです。

 

 

 

食器洗いは子どもに

お手伝いとしてやってもらったらどうでしょう?

 

 

 

最後に、

③言うことを聞かないことについて

です。

 

 

今までは親のいうことを聞いていた子も、

思春期を迎えると聞かなくなるということがあります。

 

 

それで、

「なんで言うことをきけないの?」

 

怒る、イライラする。

 

ということが、あるのかもしれません。

 

 

 

 

 

「子育ての最大の目標は子どもが自立すること」

 

だと、私は考えています。

 

 

 

そして、思春期は自立の時期でもあります。

 

それまで親のいうことを聞いていた子も、

 

自分の考えがあり、

 

親の考えを聞くのがイヤなのです。

 

 

 

 

まだ「少ない経験値のなかで考えたことだから」

とか、

「考え方が未熟だから」

 

などという理由で、

 

 

子どもの考えを却下したり、

 

考えを聞かなかったり、

 

反対したり、

 

こちらの考えを押し付けたりしていたら、

 

 

 

 

この時期に反抗的になります。

 

 

 

そして、言うことを聞かなくなるでしょう。

 

 

 

聞かないというのは、

 

よく育っている証拠で、

 

自立しようとしている合図なので、

 

 

親の言うことをきかないというのは、

喜ばしいことですね。

 

 

だから、問題ないのです。

 

 

 

それでも、

思春期という時期は、

 

子ども自身、反抗的な態度でいても、

言うことを聞かなくても、

 

「ほんとうにいいのか」

 

いつも悩んでいるし、

不安でいる時期なのです。

 

 

言うことを聞かないからと言って、

聞かせようとするのはやめて、

 

 

言うとおりでなくても、

 

態度がわるくても、

 

言ったことやらなくても、

 

小言を言うのはやめて、

 

 

 

自立しようとしている、

 

一人の人間として尊重してあげてください。

 

 

 

 

 

親の思う通りに子どもは育ちません。

 

 

 

 

子どもは新しい時代を生きています。

 

私たちの生きてきた時代とは全く違う時代を生きていくのです。

 

 

 

 

私たち親の世代の考えなんて、

 

彼らからみたら、古い。

 

 

そんな古い価値観で子どもを見ることはやめて、

 

 

 

 

子どもを信じ、放っておけばいいのです。

 

 

 

 

 

自立した人に育ってほしいなら、

 

あれこれいうことを聞かせようとしない。

 

子どもを信じ、放っておく。

 

 

 

 

これが親のできること。

 

 

 

もちろんですが、

世の中にご迷惑をかけるほどの態度は、

今回のケースには当てはまらず、

 

「放っておけばよい」はずがないです。

 

 

 

ただ、

そういう反社会的な行動にでようとする子の心も

 

「自分には価値がない」

 

「どうせ愛されない」

 

と、不安になっています。

 

 

 

 

 

以上、

 

子どもが反抗期で困っている。

 

ということについて、

 

3つのパターンにわけでお話ししました!