再三、TELやメールを
してきた母に、
私は仕事が忙しいとか、
眠くてゆっくり話せないとか
可笑しな理由で連絡を
断ってた。
さすがに今日は、伝えようと…
TELに出た。
母『元気なの?トムちゃんは?嫌な夢を見たから…心配で…。』
そう、母は昔から
家族に何か起きると、
夢に何かを見る人。
私には、そういうのは
無いのだけれど…。
何だか、遺伝だとか言う。笑
私は、涙が止まらなくて
『元気じゃない。元気じゃないよ。私、死にそうだった。』
母『何?何が!?帰って来な!何があったの?こっちに帰って来なさいよ!』
私『アトムが死んだ。殺された。トリミングサロンで見殺しにされた。』
母『え!?何で?』
沈黙してた。
意味が分からないようだった。
説明した。
母は、殺しに行くと騒いだ。
アトムの仇は、もちろん
自分の娘の気持ちを
どうしてくれるんだと…。
何だかんだ…長々一時間程、
二人で泣きながら話して…
母は、結局…
『憎んでも仕方がないし、新しい子が居るなら、トムちゃんを思い出して泣きながら暮らしても誰も幸せにはなれないから…』
そんなような事を言ってた。
そして、
トワと出会って、
立ち直れているなら
それで良いのかもと。
母は、実家のワンコが
老衰したら、もう動物は
飼わないと言ってた。
アトムを見てなければ、
こんなに悲しく苦しくないけど
見ちゃってるから堪らないとも
言ってた。
辛いと…。
人間の子供だったら、
もっと堪らないよ…。
残された家族は、それでも
生きてると言ってた。
母の宝物は、
私と、実家のわんこ。
母は、失う物が、あまりない。
トリミングサロンに
行きかねないと、
心配していたけれど
彼女は我が家を
励ますことにしたようだ。
安心した。