アトムの兄弟を見たくて行った
アトムに出会った場所。
車からそこへTELして
アトムの兄弟は居るかと
聞いた。
オーナーに確認すると
言ってた。
テレビにも出てたりする
大きなショップ。
ブリーディングもしている。
アトムを焼いたその足で
アトムを抱いて向かったの。
入って聞いたら、
アトムの両親は
繁殖出来なくなり
もう里親に出されたと。
アトムの親族は居ない。
見回すと、いつも沢山居る
プードルちゃんが少ない。
ふと見た、一匹は、とても
アトムに似てた。
アトムの代わりに
連れて帰りたかった。
でも、その子は、売約済み。
焼いた足で
アトムがこんななのに、
私は、またワンコを探してる。
しかも、身代わりを探してた。
冷たい私だ。
アトムを忘れてないのに
飼っても、アトムと同じくらい
愛せるか自信がないのに
日も浅いのに
アトムが焼きもちを焼くのに
新しく家族になる子には
まだ愛情なんて
ないのに。
アトムに似てる子を必死に
探してた。
泣きながら、
アトムを抱きながら。
見てる様で
きちんとワンコを見ないで
探してた。
レッドしか、見てなかった。
アトムを飼う前は、
あんなにブラックを
探してたのに。
旦那は、私を見てた。
早いよって見てた。
私は、火葬が終わってから
会う人会う人に、
『焼いた、この足で、この子の兄弟を見に行くんです。もうつぎのこを迎えたいんです。アトムを忘れる身代わりを探すんです。私は、死にそうだから、仔犬の世話で忙しくなって忘れたいんです。おかしいでしょ。頭がおかしいでしょ。変でしょ。責めて下さい。おかしいでしょ。』
って聞いて回った。
お寺の案内係は、
まるで、珍獣を見てるかの様に
見つめてひきつりながら、
『いいえ。おかしくないですよ』
と、言った。
旦那も、そう言った。
友達も、そう言った。
ショップの人も、そう言った。
パパは、
『そうしたければ、そうしろ』
って、本心じゃなく言ってた。
ある人は、自ら、
『新しい家族をプレゼントしようか』
と、言った。
またある人は、うんうんと
頷くだけだった。
でも、みんな、
顔では、おかしいよ。早いよ。
冷たいよ。って、言ってた。
ただ一人、正直にメールを
くれた。
『早いと思った。ごめん。』
って、でも責めないって。
そうなの。
誰も私を責めてくれない、
なじってくれない。
私は、何をしたいんだろう。
アトムを悲しませて、
旦那に生体補償を払わせたい
だけなんだろうか。
私が、理解しがたいと
思ってた人の行動を
しようとしてた。
私は、アトムが生きている時に
亡くなって、すぐ飼えないよね。
最低だな。理解出来ないって
言ってた。
でも、まさに今の私がそうだ。
しかも、
焼いた足で直接来た。
私は、自分をよく分析出来てる
と、思ってた。
自分の思ってた自分とは、
全くちがくて
なんて薄情で、もろくて、
弱い腐った人なんだろう。
身代わりにしようとしてる。
結局、金を出させようとしてる。
自分が救われれば良いと言う
エゴで生き物を
飼う、家族にするんでなくて、
買おうとしてる。
アトムを奪った目の前に居る
旦那と同じように
動物を物として見てる。