全日本ジュニア選手権 やっぱり生放送はいいです!! 女子フリーは大激戦。 | 氷の世界

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  殆どテレビの観戦ですが、
長いこと見続けてきた
フィギュアスケートの話題を中心に
きままに独り言をまとめます。
ときどき、好きな本や演劇、
演奏会の話題も。

 こんばんわ。

寒かった一日でしたが、23日勤労感謝の日は全日本ジュニアの生放送をひたすら楽しみにして
過ごしました。

やっぱり、生放送っていいですね!!自分がその場にいるような気がしてどの選手の演技にも声が出てしまいました。

男子は山本君の演技のみでしたが、女子は第3グループの6分間練習から中継してくれました。
BSなのでCMも少なくて臨場感たっぷりな会場の熱気が伝わってきました。

日本の女子ジュニア選手…かなり凄いですね。3+3コンビネーションが当たり前みたいにポンポンと決めてきます。しかも3Lz+3Tをノービス選手がきれいに決めるのだから恐れ入りました。

紀平さん、3Aにチャレンジしましたね。転倒回転不足でしたが、今13歳。やり続けていけば
決まる日が近いなっていう気がしました。

今日の演技でかなりインパクトがあったのはノービスからの出場の「山下」選手。ジャンプも奇麗で、滑りももはやジュニアのレベルを超えているところもありました。今日は見れませんでしたが岩野選手も含めてこれからが楽しみな選手でした。

真凛ちゃん、青木さんは今回は今一つだったかも。全日本への出場権が得られたので是非次はもてる力を発揮して欲しい。真凛ちゃんはファイナルがあるので、ジャンプの精度を高めたいですね。滑りや表現の仕草というのか体の使い方はかなり非凡なものを感じました。

坂本さん、骨折していたのかーー。よくぞ戻してきました。ディープエッジは健在でした。

泣いても泣ききれないのが三原さん。ここにきて何故に!!という感じです。演技の放送がなかったのでどの程度なのかわかりませんが、ファイナルで是非納得のいく演技をしてきてくださいね。

樋口さん、流石の演技構成をやり切っていました。方や横井選手は質の高い滑りと魅せる演技で
堂々の3位。

一番、心に残る演技だったのは白岩さん!!可憐な演技というのでしょうか。引き込まれるような愛らしい演技をしていました。まるで「アリス」のような気がしました。
 ファイナルでは回転不足に気を付けて、是非ロシアンズを追い越して、表彰台も目指して欲しいです。

2FS白岩選手


 見終わった後も、色々な演技が頭の中をめぐっています。

次は、NHK杯ですね!!また、こんな素敵なお茶の間観戦がしたいと強く思いました。

… … …

大会名称  - Japan Junior Figure Skating Championships - 全日本ジュニア選手権大会
2015.11.21 - 2015.11.23

兼 2016 世界フィギュアスケート選手権大会第二次選考会
兼 2016 世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会第二次選考会
兼 第2回ユースオリンピック冬季競技大会最終選考会

Ibaraki, Japan (UTC+09) 茨城
〒312-0001 茨城県ひたちなか市大字佐和2197-28
会場:笠松運動公園アイススケート場    Rink: 60m x 30m
http://www.ibaraki-sports.or.jp/kasamatsu/

※スケジュールは変更の可能性もあります。
競技予定 種目
11/23(月) 11:20- 14:50 男子FS 4G[2/2]
11/23(月) 15:20- 18:40 女子FS 4G[2/2]
11/23(月) 19:40- 男子/女子表彰式 

⛸今日もスポナビさんから画像が配信されています。
☆彡[フォトギャラリー]全日本ジュニア第2日(男女FS)
http://sports.yahoo.co.jp/photo/figureskate/all/dtl/1586/

☆彡男子表彰式から

1男子表彰式


☆彡女子表彰式から

1女子表彰式から


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2. 世界ジュニア選手権大会 (男女シングル各3枠、アイスダンス・ペア各1枠)

(1)男女シングル

① 1人目は全日本ジュニア選手権優勝者を選考する。

→ 男子 山本草太選手  女子 樋口新葉選手

② 2人目及び3人目はジュニア対象年齢で派遣希望のある選手の中で、以下のいず
れかを満たす者から総合的に判断して選考する。
A) 全日本ジュニア選手権3位以内の選手
B) ジュニア・グランプリ・ファイナル出場者
C) 全日本選手権参加者のうち上位3名
D) 全日本選手権終了時点での ISU シーズンワールドランキング日本人上位3名
E) 全日本選手権終了時点での ISU シーズンベストスコア日本人上位3名

※ 最終選考会である全日本選手権への参加は必須である。
※ 代表候補に選出された選手がミニマムポイントを持っていなかった場合、ミニマ
ムポイント獲得のために国際大会に派遣する。
※ 候補選手となるには、当該年度のいずれかの競技会(ショートプログラム)で、当
該年度のジュニアのショートプログラム課題を実施し、十分な得点を獲得出来る
実力を示していることが必要である。

(2)ペア・アイスダンス

国際的な競技力を考慮して選考する。

※ 最終選考会である全日本ジュニア選手権への参加は必須である。
※ 代表候補に選出されたがミニマムポイントを持っていないカップルは、ミニマムポイント獲得
  のために国際大会に派遣する。

5. ユースオリンピック (男女シングル各2名 アイスダンス 枠未決定)

deep-edge.net ‏@deepedgenet さんから

ユース五輪代表
男子:山本草太 島田高志郎
女子:白岩優奈 坂本花織

(1)男女シングル

全日本ジュニア選手権終了時に、以下の条件を満たす者から総合的に判断して選考す
る。

①6月下旬に行われる第1次選考会を通過した選手
②第1次選考会を通過した選手の中で 2015 年ジュニアグランプリの総合得点上位4名
③第1次選考会を通過した選手の中で全日本ジュニア選手権上位4名

(2)アイスダンス

参加枠を獲得出来た場合、国際的な競技力を考慮して選考する。

※ 正選手として認定されるためには、8月に行われる派遣前チェックを受けているこ
とが前提となる。

7. その他の国際競技会派遣

・ ノービス国際競技会については、全日本ノービス選手権の上位選手を選考対象とす
る。有望新人発掘合宿で選考する場合もある。

・ 国際競技会(グランプリシリーズを除く)については、事前に調査した上で、強化
方針に従って選考する。これらの国際競技会に派遣する場合にはブロック選手権は
免除対象として考えるが、東西選手権の免除対象とはしない

… … …
放送予定
http://deep-edge.net/tv.php?key=2015+natj

BSフジ 11/23(月)17:00-19:00【生】
全日本ジュニアフィギュアスケート選手権2015  女子フリーを中心に生放送
解説:八木沼純子  実況(男子):鈴木芳彦  実況(女子):中村光宏

[Result]
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/index.htm

… … …

男子 … … … スケート。

☆彡山本君から6位の須本君までが全日本に出場です。…鎌田君…今年も残念です。

 その反面、宮田君のSP「シンドラーのリスト」

島田君のFS「チャップリンメドレー」が全日本で見られるかもしれないと思うと嬉しいです。

2FS島田高志郎2


☆彡男子総合結果
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0190.htm

PL 選手名 所属 SP FS Points
1. 山 本 草 太 愛知みずほ大瑞穂高校 1 1 213.40
2. 友 野 一 希 浪速高校スケート部 3 3 183.19
3. 宮 田 大 地 法政大学 4 4 178.38
4. 島 田 高志郎 就実学園 8 2 177.43
5. 中 村 優 関西大学 2 8 172.83
6. 須 本 光 希 上野芝スケートクラブ 6 6 169.87


7. 山 隈 太一朗 ひょうご西宮FSC 12 5 167.99
8. 鎌 田 英 嗣 明治大学 5 9 163.87
9. 三 宅 星 南 岡山FSC 9 7 162.05
10. 本 田 太 一 関西大学中・高スケート部 7 11 154.67
11. 木 科 雄 登 金光学園 16 10 151.55
12. 竹 内 孝太朗 愛知みずほ大瑞穂高校 10 13 149.51
13. 櫛 田 一 樹 岡山理大附高校 15 12 146.38
14. 壷 井 達 也 邦和SC 14 14 145.58
15. 佐 藤 駿 仙台FSC 13 15 143.46
16. 唐 川 常 人 新横浜プリンスFSC 11 16 141.61
17. 西 山 真 瑚 明治神宮外苑FSC 18 20 132.43
18. 小 林 建 斗 秀明英光高校 19 18 132.33
19. 山 本 恭 廉 愛知みずほ大学 23 17 130.73
20. 佐々木 晴 也 邦和SC 24 19 129.07
21. 山 藤 一 悟 石見スケートクラブ 21 21 129.00
22. 石 塚 玲 雄 駒場学園高校 20 23 120.19
23. 鎌 田 詩 温 札幌第一高校 22 22 119.90

Final Not Reached
- 堀 義 正 明治神宮外苑FSC 25 - -
- 長谷川 一 輝 ROYCE'F・S・C 26 - -
- 古 家 龍 磨 北九州FSC 27 - -
- 小 林 諒 真 新横浜プリンスFSC 28 - -
- 早 川 晃太郎 パピオフィギュアクラブ 29 - -

Withdrawn
- 市 橋 翔 哉 関大北陽スケート部 - - -
※市橋君は6分間の練習でエッジが破損してしまい棄権となったそうです。。゚(T^T)゚。


☆彡男子FSリザルト
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0105.htm

男子FSリザルト


☆彡男子FSジャッジ・スコア
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0105.pdf

☆彡FS1位 山本選手のジャッジ・スコア
1FS山本選手JS


☆彡FS2位は島田選手!!
2FS島田高志郎JS


… … …

☆彡男子SPリザルト
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0103.htm

☆彡男子SPジャッジ・スコア
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0103.pdf

女子 … … … ビールマン 

☆彡樋口選手は全日本シード選手なので、7位の青木選手までの7名が全日本に出場となりました。三原さん…全日本への推薦がなかったんです。ジュニアグランプリファイナルで日本人最上位になっても全日本に出場しないと世界ジュニアの派遣はないのでしょうか?o(;△;)o 悲しすぎる…。

☆彡女子総合結果
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0290.htm

PL 選手名 所属 SP FS Points
1. 樋 口 新 葉 開智日本橋学園中学校 1 1 189.23
2. 白 岩 優 奈 京都醍醐FSC 2 2 184.16
3. 横 井 ゆは菜 邦和スポーツランド 4 3 177.40
4. 新田谷 凜 愛知みずほ大瑞穂高校 3 4 175.97
5. 坂 本 花 織 神戸FSC 5 6 170.72
6. 本 田 真 凜 関西大学中・高スケート部 7 5 168.88
7. 青 木 祐 奈 神奈川FSC 10 8 162.47


8. 三 原 舞 依 神戸PFSC 15 7 160.12
9. 山 下 真 瑚 グランプリ東海クラブ 12 9 159.21
10. 岩 元 こころ 大阪スケート倶楽部 6 10 154.98
11. 紀 平 梨 花 大阪スケート倶楽部 8 15 142.91
12. 荒 木 菜 那 名東FSC 11 14 141.89
13. 渡 辺 倫 果 文華女子中高 9 17 140.90
14. 笠 掛 梨 乃 ポラリス中部FSC 18 12 139.35
15. 竹 内 す い オリオンFSC 21 11 139.25
16. 角 季 花 グランプリ東海クラブ 13 16 138.39
17. 滝 野 莉 子 大阪スケート倶楽部 19 13 137.82
18. 永 田 絵美莉 中京大中京高校 20 18 131.48
19. 岩 野 桃 亜 神戸PFSC 17 19 130.06
20. 竹 野 比 奈 沖学園 16 20 129.84
21. 横 井 絢 音 大同大大同SC 14 22 126.97
22. 小 澤 みいな 甲府FSC 22 21 124.33
23. 小 林 聖 依 伊勢崎クラブ 23 23 120.56
24. 森 下 実 咲 アクアピアスケーティングC 24 24 120.43

Final Not Reached
- 松 原 星 武蔵野学院 25 - -
- 鈴 木 沙 弥 邦和SC 26 - -
- 川 畑 和 愛 シチズンクラブ 27 - -
- 馬 場 はるあ 明治神宮外苑FSC 28 - -
- 大 澤 陽 三沢GOLD F・S・C 29 - -
- 樋 口 瑞 保 開智日本橋学園中学校 30 - -


☆彡女子FSリザルト
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0205.htm

FS女子リザルト


☆彡女子FSジャッジ・スコア
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0205.pdf

☆彡女子トップの樋口選手のFSジャッジ・スコア
1FS樋口ゎ選手JS


☆彡FS2位は白岩さん。
2FS白岩選手JS


… … …
☆彡女子SPリザルト
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0203.htm

☆彡女子SPジャッジ・スコア
http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationaljunior/data0205.pdf

… … … 

樋口新葉2連覇、山本草太は初V
2015年11月23日

 フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権は23日、茨城県笠松運動公園アイススケート場で行われ、女子は樋口新葉(東京・開智日本橋学園中)がショートプログラム(SP)とフリーの合計189・23点で2連覇、男子で昨年2位の山本草太(愛知みずほ大瑞穂高)は合計213・40点で初優勝した。2人はSP、フリーともにトップだった。

 女子では184・16点の白岩優奈(京都醍醐ク)が2位、横井ゆは菜(邦和スポーツランド)が177・40点で3位となった。本田真凜(大阪・関大中)は6位。男子の2位は友野一希(大阪・浪速高)で183・19点だった。

引用先は
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015112301001458.html

… … …

山本草太が初V「本番でできないと…」転倒に悔い
[2015年11月23日17時34分]

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇23日◇茨城・笠松運動公園アイススケート場

 男子はSP首位の山本草太(15=愛知みずほ大瑞穂高)が、フリーでも142・98でトップに立ち、合計213・40で初優勝した。

 演技後の山本の表情は、浮かなかった。「世界のトップに立ちたい」と、新たにプログラムに取り入れた高難度のジャンプ4回中、3回でミス。最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で乱れ、次の4回転トーループ-3回転トーループは見事に成功。4回転トーループ、トリプルアクセルはともに転倒した。「本番でできないと意味がない。本番に強い選手になりたい」と悔しそうに話した。

 12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルに向け「昨年は2位でしたが、今年のファイナルはもっともっとレベルが上。すべての選手が、4回転を1つは跳ぶ。4つの難しいジャンプをできるよう頑張っていきたい」と修正を誓った。

引用先は
http://www.nikkansports.com/sports/news/1570230.html

1123 憧れの羽生目指し、FSピアノ協奏曲

00:00~ 特集(SPが少し映っています。
08:28~ 全日本Jr/ FS



1123 憧れの羽生目指し、FSピアノ協奏曲 投稿者 hana02015
ショートURLは http://dai.ly/x3f3zyq


樋口新葉が連覇「全部出し切りました」 
[2015年11月23日19時42分]

1FS樋口ゎ選手
女子フリー、ジャンプの着地をしっかりと決める樋口(撮影・山崎安昭)


<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇23日◇茨城・笠松運動公園アイススケート場◇女子フリー

 ショートプログラム(SP)1位の樋口新葉(14=開智日本橋学園中)が2連覇を達成した。

 フリーでは後半に5つのジャンプを集めた演技で、122・40点、合計189・23点でハイレベルな争いを制した。「まだ実感がないですけど、連覇したのはうれしい。ショートもフリーも今季で一番良い演技ができて、ガッツポーズがでました」と演技直後には気合の入った表情で右拳を握った。

 今季前半は夏場に負った腰痛の影響で結果を残せなかった。「悔しい思いをしたので、それが力になった。全部出し切りました」と勝負どころで力を発揮した。昨年は3位と躍進した全日本選手権が年末に迫る。「もっと良い演技をして表彰台に乗りたい」と堂々と話した。

引用先は
http://www.nikkansports.com/sports/news/1570277.html

… … …

1123 全日本Jr/ 本田、樋口、山本選手SP

1123 全日本Jr/ 本田、樋口、山本選手SP 投稿者 hana02015
ショートURLは http://dai.ly/x3f1gme

【フィギュア】美少女たちの激戦、全日本ジュニアは樋口新葉が首位発進

折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi  
フォート・キシモト●写真 photo by FOTO KISHIMKOTO

 ジュニアGP2連勝でファイナル進出を決めている中学2年の白岩優奈が、1番滑走ながらも落ち着いた滑りでパーフェクトな演技を披露して、幕が開いた11月22日のフィギュアスケート全日本ジュニア選手権女子。今季もジュニアGPファイナルには3名の選手(白岩、本田真凜、三原舞依)を送り込み、優勝できる可能性を持つ選手は5~6人にもなる。ハイレベルな大接戦が予想される中、この日のSPで飛び出したのはジュニアデビューだった昨季、全日本選手権3位、世界ジュニア選手権3位と旋風を巻き起こした樋口新葉(わかば)だった。

 今シーズンへ向けて気負いもあったという樋口は今季、ジュニアGP 初戦のオーストリア杯で5位に沈み、逆転進出を賭けた最終戦のクロアチア杯でもSPを1位で発進しながら、フリーではSP3位の本田真凜に逆転されて2位にとどまり、ファイナル進出を逃して悔し涙を流した。

 その原因は夏に発症した腰痛だった。

「オフシーズンにはアイスショーがたくさんあって練習もできなかったところに、全日本合宿も重なって痛みが出てしまいました。最初は動けずに寝ているだけでつらかった」と本人がいう腰の状態は、7月の診察ではハッキリしなかったが、8月の再診で疲労骨折直前になっていると判明した。それでも試合出場を強行したが、9月9日からのオーストリア杯のSPでは、レイバックスピンを回転し始めてすぐにやめてしまうほどだった。

「腰の痛みで練習ができなかったこともあり、去年の成績がプレッシャーになってきて気持ち的にも集中できていなかったと思う。ファイナルを逃したのは本当に悔しかったけど、逆にそれで吹っ切れたというか。それからは練習でもいい感じで力が抜けるようになった」
 その後は全日本ジュニアに照準を合わせ、練習の成果を出すことだけを考えた。SP当日朝の公式練習では調子はよくなかったが、本番前にはそのことは頭から消し去り、試合のみに集中するように務めたという。
 
 樋口の演技は最初のステップシークエンスから、スピードを抑え目にする丁寧さが滲み出ていた。そしてフライングシットスピンのあとの後半に入ってすぐの3回転ルッツ+3回転トーループを、GOEで1.40点の加点をもらう出来で波に乗ると、3回転フリップも注意マークだけで乗り切り、すべての要素でGOE加点をもらい技術点は39.27点。合計66.83点で白岩を抜いてトップに立ったのだ。

「今シーズンの前半のジュニアGPシリーズでは思うような演技ができなくて悔しかったけど、今年も全日本ジュニアでは優勝したいという気持は強かったし、昨シーズンとは違った強さを周りの人や観客の人たちに見せたかったので……。それができて良かったと思うし、このプログラムを初めてノーミスでできたのがうれしい」。樋口はこの演技で、今季前半の苦しさや悔しさのすべてを吹き払った。

ただ、優勝争いは2位の白岩が4.06点差の62.77点で続き、さらにともにノーミスの演技をしたジュニアGPポーランド大会3位の新田谷凜が61.03点、西日本ジュニア選手権優勝の横井ゆは菜が60.16点で続く予断を許さない状況。またアクセルが1回転半になるミスで7位に沈んだ本田も、ファイナル進出者の意地を賭けてフリーでの巻き返しを意識している。

 樋口の連覇となるか、それとも昨シーズンに続き、ジュニア初参戦の新星の登場となるか。世界ジュニア(来年3月、ハンガリー・デブレツェン)の代表を巡る23日のフリーの戦いは、ミスをした者が脱落する熾烈なサバイバルゲームの様相を呈しそうだ。

引用先は
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2015/11/23/post_567/

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⛸昨日も紹介した記事から 参考までに⛸   

全日本ジュニア展望、女子フィギュアの未来を担うのは?
東京ウォーカー(全国版) 2015年11月21日 22時58分 配信

横井ゆは菜
総合3位 FS3位
3FS横井選手

西日本選手権で優勝した今年は優勝候補の一角として臨む。「『やってやるぞ』という思いもありますが、力むと失敗してしまうので落ち着いてやりたいです」とのこと。トリプル+トリプルの組み合わせは、トゥループを選択。ルッツはエッジエラーがついてしまうことがあるため、確実に高得点を狙える組み合わせにしたそうだ。表現力に定評のある選手だが、ステップについては「足元の技術はまだ改善の余地があります」、スピンについては「まだまだスピードが遅い」と今後の改善すべき課題を挙げる。目指すところは遥かな高みにあるようだ。

白岩優奈
総合2位 FS2位
2FS白岩選手

今季、ジュニアグランプリで2戦連続優勝を決め、ファイナルへの進出を決めた。「試合はいつも緊張する」そうだが、大きなミスなく滑り切ることができる選手だ。昨季の全日本ジュニアではショート落ちを味わっている。「ジャンプ、スケーティング、表現など、すべての課題を磨いてきました」と今大会への自信を語る。さらにジャンプの改善について尋ねたところ、「スケーティングを磨けばジャンプの軸がつかめてくる。スケーティングの進歩がジャンプの改善につながりました」と13歳とは思えない冷静な回答が返ってきた。

三原舞依(画像は西日本ジュニア)
総合8位 FS7位
7FS三原選手

夏場からずっと好調を維持し、ジュニアグランプリファイナルへの切符もつかんだ。西日本選手権は3位に終わったが、決して大きなミスをしたわけではなく、通常ならば優勝していておかしくないでき栄えの演技だった。「他の選手は元気一杯の滑りをしていた」と感じたそうだ。手堅く演技をまとめたことが、勢いを削ぐ印象を与えてしまったかもしれない。「今季のフリー『ジゼル』は死んでしまうぐらいに踊り狂う役柄。体力的にはきついが、私ももっと踊り狂うぐらいに表現したい」。「優勝します」と夏に宣言してくれた今大会での活躍を期待したい。

本田真凜
総合6位 FS5位
5FS本田選手

もどかしい思いをした昨季を乗り越え、日頃の努力が開花した今季はジュニアグランプリファイナルへの切符を獲得。今季のフリーは冒険とも思える難しいプログラムを仕上げてきた。ジュニア選手には表現の難しい曲調で、エレメンツのつなぎも高難度。「難しいですけど、毎回、きれいな曲だとお客さんも飽きるかな?と思い、あえて挑戦しています。ミスが多いと表現したいことが伝わらない。まだまだ完成度は低いと思います」。ノーミスでまとめれば圧巻の仕上がりとなるだろう。

… … …

本田真凜は6位「ファイナルでは表彰台に」
日刊スポーツ 11月23日(月)21時10分配信

5FS本田選手2


優勝候補ながらショートプログラム(SP)で7位と出遅れた本田真凜(14=関大中)は、フリーでも114・23の5位とふるわず、合計168・88点の6位に終わった。それでも「ショートがボロボロで、フリーが始まるのが怖かった。そこまでダメな演技じゃなかった」と笑顔で振り返った。

 本田は今季、ジュニアグランプリ(GP)シリーズにデビューし、アメリカ大会で2位、クロアチア大会で初優勝。全7戦の上位6人によるGPファイナル(12月・バルセロナ)への出場が決まっている。「ショートの悔しさをぶつけ、ファイナルでは表彰台に立てるよう頑張りたい」と前を向いた。

引用先は
http://www.nikkansports.com/sports/news/1570320.html

… … …

樋口新葉
総合優勝 FS1位
1FS樋口ゎ選手

昨季の活躍で日本女子のエース候補へと躍り出たが、オフに怪我をしたことが尾を引き、ここまでは本調子とはいえないシーズンを送っている。調整の遅れを取り戻そうと、急ピッチで仕上げたようだが、まだ試合での安定感は取り戻せていない。フリーは7つのジャンプ要素のうち、5つを後半に組み込む難しい構成だが、「最初にミスしても、後半までに気持ちを切り替えることができます。ステップを踏みながら後半のことを考えています」と、プラスに捉えているようだ。

青木祐奈
総合7位 FS8位
8FS青木選手

今季はここまで本来の実力を発揮できずにいる。「朝練の時間も取らせてもらっていますし感謝しています。自分がジャンプを狂わせていると思うので、自分自身で修正していきたい」と本人は否定するが、ホームリンクの改築工事など、練習環境が安定しないことが影響しているようにも思える。そんななか、ダブルアクセル+トリプルトゥループのコンビネーションに挑戦。また、昨季から大きな武器としていたトリプルルッツ+トリプルループのコンビネーションにも改善の跡が見られる。ジュニア初年度ではあるが、優勝争いを期待したい。

松原星(画像は西日本ジュニアSP)
SP25位でフリーに進めず。
SP25位松原選手

数年間のスランプを脱し、今季見事な復活を遂げた。練習ではずっと好調だったものの、試合では極度の緊張から全く実力を発揮できずにいたそうだ。今季はこの点を克服し、転倒せずに演技をまとめられるようになった。とはいえ、膝を曲げてギリギリの着氷をする低空ジャンプは彼女の本来のジャンプではない。緊張からジャンプが低くなってしまうクセは今も残っているようで、高く上がり、余裕を持って着氷する、彼女本来のジャンプを取り戻したいところ。「西日本の強い選手と戦えることが楽しみ。不安はありません」と自信にあふれたコメントを残してくれた。

岩元こころ(画像は西日本ジュニアから)
総合10位 FS10位
10FS岩元選手

西日本選手権ではフリーをノーミスでまとめて4位に入賞。安定感のある選手で、全日本ジュニアでも上位入賞が期待できる。「ノーミスで滑ることはできましたが、危ないジャンプもあり、丁寧さに欠けていたと思います」と課題を口にする。「お客さんに対して印象が悪いので、転倒しないように普段から心がけています。とはいえ、意識して跳ぶと失敗します。考えずに跳べるまで、練習を繰り返して体に染みつけているんです」。まだ大舞台での活躍は少ないが、今後が大いに楽しみである。

新田谷凜
総合4位 FS4位
4FS新田谷選手

西日本選手権のフリーではミスの多い演技をしてしまった。同じクラブの横井ゆは菜の演技を観て、自分も後に続こうと気負ってしまったという。ショートでは、トリプルルッツ+トリプルトゥループを初成功させるなど、全日本ジュニアにつながる成果も見せてくれた。シニアへと移行してもおかしくない高校3年生の彼女がジュニアに残留した理由は?「昨季、全日本ジュニアで納得のいく順位が取れなかったので。表彰台に上がって、世界ジュニアにも出場したいと思います。ジャンプのレベルが高い、現在のジュニアの環境に身を置いた方が自分もレベルアップできると思うんです」。

坂本花織
総合5位 FS6位
6FS坂本選手

今季は西日本選手権をスキップ。ジュニアグランプリに出場した後は試合から遠ざかっている。昨年の全日本ジュニアで表彰台に上がったことでシード権を持っているが、通常ならば調整の目的で西日本選手権に出場したはずだ。夏に『全日本ジュニアで優勝します』との強気なコメントを聞かせてくれていた彼女。類まれな身体能力を武器に、逆境を克服してほしい。


全日本ジュニア展望、スター候補の若手スケーターが続々!

紀平梨花
総合11位 FS15位(画像は全日本ノービス)
15FS紀平選手

全日本ノービス最終滑走の見事な演技で優勝を飾った。練習ではトリプルアクセルに挑戦するなど、素質の高さは以前から定評のある選手だが、試合ではミスが目立った。それがこの日はノーミス。「エレメンツをすべて入れて、プログラムを通して練習することを繰り返しました。練習でのノーミスの確率が上がってきたことが、試合につながったんだと思います」。特にトリプルルッツ+トリプルトゥループを決めたことは、ノービス年代ではなかなかできない快挙。「トリプルアクセル、そしてセカンドジャンプのループにも挑戦しています」とのこと。華奢な選手だが、これからどこまで伸びるのか、楽しみは尽きない。

山下真湖
総合9位 FS9位(画像は全日本ノービス)
9FS山下選手

全日本ノービスで優勝を決めたと思われたが、最終滑走の紀平梨花に僅差でかわされた。コンビネーションジャンプの間にオーバーターンが入ってしまうミスが2度あり、結果としてそれが敗因となった。シニア選手のような軸のしっかりした、質の高いジャンプは大器の片鱗を感じさせるものだった。「いつも通りに跳んでいるだけなので、自分が上手くなったという実感はありません」というが、ダイナミックなジャンプや深くエッジを使った滑りなど、格の違いを感じさせる演技だった。ジャンプに関しては、同じクラブの宇野昌磨をお手本にしているという。間近でジャンプの踏み切りを観察しているそうだ。

岩野桃亜(いわの もあ)
総合19位 FS19位(画像は全日本ノービス)
岩野選手

「点数は気にせず、自分のベストを尽くしたいと思っていました」。全日本ノービスの演技後、感極まって涙を見せた。近畿ブロックの後、以前のコーチから離れたため、この時点では正式な新コーチは決まっていなかったという。コーチなしで臨むという非常事態に「会場に入るときには不安しかありませんでした。この一年間、やってきたことが台無しになるんじゃないかと」。そんな辛い心情を吐露。“悔しさをバネに頑張るタイプ”と自分を評する彼女にとって、悔いのない試合にしてほしい。

渡辺倫果
総合13位 FS17位(画像は全日本ノービス)
渡辺選手

東京ブロックの折、「全日本ノービスでは優勝を狙います」と宣言していた彼女だが、その願いは叶わなかった。「大会の2週間前に交通事故に遭ったんです。バイクと衝突してしまいました」。幸い、軽傷で済んだようだが、コーチからは大事を取ってジャンプ練習の禁止を言い渡されていたそうだ。1週間前にようやくジャンプ練習を再開したそうだが、満足の行く調整ができず、涙をこらえて取材に応じる姿が痛々しかった。今回の全日本ジュニアはリベンジの舞台だ。「まずはショートプログラムを通過すること。フリーではトリプルアクセルに挑戦したい。最高の演技をして入賞することが目標です」。

【東京ウォーカー/取材・文=中村康一(Image Works)】

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