11月5日、事務所の前でまたしても、子猫を発見。
レオくんなんかと同じくらいの大きさである。
とりあえず、びっくりしないように餌をあげた。お腹をすかせていたのであろう。一生懸命にたべている。このままじゃ、死んでしまうと思い保護しようと思ったが、捕まえきれず。
旦那と辺りを探し、飲食店の入っている雑居ビルの方から鳴き声は聞こえるので、行ったが探しきれず、その日は退散。
 翌日、11月6日夕食を済ませ、まだ聞こえる子猫の鳴く声が聞こえるので、旦那と一緒に昨日の雑居ビルへ行って見た。たくさんの人だかりと東部消防のレスキュー隊のライトアップ車が目に飛び込んでくる。
雑居ビルの5階には8階屋上から続く空調設備から落ちたのか、3カ月ほどの赤い首輪を付けた黒い子猫がかろうじて5階外の窓の出っ張りにしがみ付いている。飲食店が入っているビルなので、窓が大きく開くわけがなく、6階には天窓から飛び出してでも助けようとするレスキュー隊と、下には心配そうに見つめる飼い主のおじいちゃん。レスキュー隊は屋上からも降りられないか試行錯誤の意図が伺える。飼い主のおじいちゃんに話を聞くと11月3日の日曜日 孫と、この雑居ビルのカラオケ店に子猫を連れて行きそこではぐれたと言う内容。
 
下の見学人が、もうダメかと思い始めたころレスキュー隊は諦めておらず今度は、はしご車を出動させるという。
子猫は3日も何も口にしてない上に弱っている、飼い主のおじいちゃんは近所ではないというので、カリカリではなく、水も飲んでいないだろうから、家にある柔らかい餌を準備して、はしご車に乗る隊員に渡した。
それからたくさんの人が見守る中レスキュー隊の方はわずか数分で子猫を保護した。
 たくさんの称賛の拍手の中レスキュー隊の方から飼い主に子猫が手渡された。
感動の瞬間である。
世知辛い世の中、悪いニュースが溢れる毎日に、心温まる瞬間でした。
東部消防のみなさん、危険を顧みず勇敢な救助に「あっぱれ」を贈りたいです。 


