樋口久子さん以来のメジャー優勝ですが、僕らの年代だと、どうしても岡本綾子のコメントが聞きたかった。

見つかったのでこぴぺです。

 

 

優勝が決まった瞬間は、もう感無量。よーし! みたいな声が出て、その後は言葉が出なかったですね。何分かぜんぜんしゃべれなかった。テレビを見ていた日本中の人たちが、あの最後のバーディーパットに声を上げたと思います。約半世紀の間、樋口さん以外の日本選手誰もができなかったことが、今実現されたんですから。

渋野選手は他のスポーツもやっているから、立てなおしがうまい。他の日本人プロは1つのミスを2ホール、3ホール引きずる傾向があるけど、彼女はソフトボールでピッチャーをやっていたということで、たとえば1つの失投で何かがあっても、それを引きずっていたらチームのみんなに迷惑をかけるし、チームワークもとれなくなるという経験、学習をしている。それが無言のうちに彼女のゴルフを支えてきていると思います。私にもそういうところがあったから。ゴルフだけをしてきた選手との違いがある、と感じます。

4日間、いいプレーをしたと思う。久々に小気味よいゴルフを見たという感想です。明るさ、性格、それらを差し引いても「アスリート」を感じさせたゴルフだった。

初出場で優勝…うらやましい限り。あと2、3年経って、ゴルフをやればやるほどメジャーは遠のいていくものだとわかるから。ピュアな気持ちで
全英女子オープンというものに臨んでいたから、気持ちの上でも打算がなくプレーできて、タイトル奪取につながったところもあるでしょう。

これで日本の女子ゴルフが変わりますよ。今までなぜだかスケールの小さいチマチマした感じになっていた日本ゴルフの雰囲気に大きな風穴を開けてくれた気がします。かつて
朴セリも、右も左もわからない状態で全米女子オープンに勝って、その後ルーキーでその姿をめざしメジャーVした韓国選手が何人いるか。渋野選手も日本のゴルファーたちに光を与えてくれたと思うし、他国のプレーヤーたちに対しては、これまでの日本選手にないインパクトを与えたと思う。

体幹を強化していけば、もっと飛距離は出せると思う。これからも自分が伸びていくことへの努力は惜しまないでいって欲しい。本当によかった。本当にうれしかった。渋野、おめでとう。

 

やはり思った通りのコメントで感動した。

本人はあまり強調してませんが、ベースがソフトボールで、ゴルフへ転校して世界のメジャーを狙ったあたりシンクロするものがあると思います。団体競技の妙を取り入れ同じ境遇からの視点で読み取っています。

自分の偉業が、どれだけすごいものか! これから彼女に襲い掛かってくるであろうプレッシャーやゴルフを経験すればするほど遠のいていく世界の頂点への難しさも説いてますね。

 

そして最後に自分の夢を叶えてくれた後輩に素直に嬉しいと書いてるあたり、読む人によっては涙ものです。