625日午前232分 


いい加減蝉達が一斉に目を覚まし、夜長の静寂をとうとう横取りされてしまうのではないかと怯えながら文字を連ねている。


世界には朝型と夜型の人間が存在するようだが、私は間違いなく後者らしい。


夜のゆるりとした時間の流れが好きだ。時折弧を描いたりしてみせながら再び太陽が現れるまでの間 

勝手気ままに動いてみせる自由さがいい。


そんな中で、荒れ果てた20年ものの缶詰のような部屋で1人、水を飲みながら読書や映画の世界に没頭すれば、世界の全てを知ったかの如き明鏡止水タイムが訪れる。


まさに井の中の。否、汚部屋の中のかわずである


そんな至福のひとときの中でも、世に魑魅魍魎👻たちが徘徊するという丑三つ時は私にとってゴールデンタイム。そこを奴らに脅かされては溜まったものではない。


もし不覚にも眼前に現れてしまったら最後。ホラー映画のお約束のように引き攣った顔で私が怖がり散らすと思ったら大間違いである。


私は断固として強情を譲らず、コテンパンに事の重大さを説いて喝を入れ、いともたやすく追い返してみせよう。