明治政府を襲った新たな「黄金伝説」
それもこれも「天皇はひとり」
というフィクションを定着させ壮大な歴史の書き換えを完成させるためであった
そして
それはかなりの部分で成功した
明治という時代は「天皇はひとり」という虚構を
仕上げるために費やされたといっても過言ではない
政府は45年という長い年月をかけて自らに都合のいい
「天皇制」を定着させた
が
そこには大きな落とし穴があった
それは、とてつもなく深い暗い落とし穴であった
南朝皇統の莫大な財宝

戌辰戦争が始まる前、大政天皇は武器調達のために相当な費用を
東武官軍へ用立てていた
前章でも述べたように
その軍資金は海外武器商人たちの格好の餌食となった
早い話が
騙(だまされる)された挙句むしりとられたのである
彼らはこれに味を占め
「日本のミカドは莫大な金、銀を隠し持っている」
これが、貪欲な海外武器商人たちの秘密の合言葉となった
黄金の光に引き寄せられるように海外商人たちが海を渡ってきた
開国したばかりの日本に
欧米の名だたる大物資本家が殺到した
かつての大航海の時代、黄金の国ジパング」伝説に魅入られた王族貴族
たちは、船乗りを雇い大船団を率いて西をめざした
いま、それが繰り返されようとしていた
黄金伝説にかわる新しい伝説とともに
新たな伝説とは???
そう、天皇の金魂である
8-2 「海外列強の目的は日本の黄金を奪うこと」
困惑したのは明治政府と天皇である
各国の政府及びその背後にいる資本家たちは
「ミカドは莫大な金、銀財宝を所持している」ことを前提に様々な交渉事を
言ってくる
早い話が
「吹っかけられる」わけです
が
明治政府はそう簡単に「いや」とは言えない
「そんなかねはもっていない」
とは言えないのです
あれだけ必死になって「天皇はひとり」というだまし絵を描き
続けてきた以上、いまさら「あの金はもう一人の天皇が所持しておりまして、、、」
とは
口が裂けても言えません
開国したばかりの日本は押し寄せてきた列強諸国から
さまざまな不平等条約を押し付けられた
それを解消するためにその後の日本は大変な苦労を強いられるのだが
外国からしてみれば不平等だと思っていない
「お前は山のような金、銀を隠し持っているのだから
このくらいはいいだろう」
というわけでして
明治37年(1904)
から始まる
日露戦争では天文学的な数字に達する軍事費が日本を苦しめる
その額およそ、18億円
これは当時の日本の国家予算の6年分に四摘する
そしてそのほとんどは、武器調達費として海外へ流れていった
この時もまた、
「日本のミカドは山のような金銀財宝を持っている」と
思い込んでいる外国資本家たちに法外な価格を要求され
暴利をむさぼられた
価値の高い美術品や骨董、すべてが奪い去られ、ひそかに日本へ
運び込まれた
日本が近代国家として生まれ変わるプロセスの中で
どのようにして「天皇の金魂」 が産み出され
それが日本社会にどのような影響を与えたのかについては
({天皇の金魂}学研パブリッシング刊でおよみください)
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日本の歩みをゆがめた「天皇の金魂」は
もとをたどれば明治政府が「もう一人の天皇」の存在を無理に消そうとしたことから
始まります
逆に言えば、この秘密を完全に解明し
日本近代の歩みを検証するために、南朝皇統が今も存在している
ことを
世間に認知させ
「もう一人の天皇」を歴史の表舞台に再登場させることが
必要ということになる
消されたはずの歴史が
長い歳月を経て現在によみがえろうとしている
その生き証人は
小野寺直氏だ
小野寺直氏だ
小野寺直氏だ
正当な南朝皇統の血を受け継ぐ
生き証人だ
小野寺氏との対話を通じて、筆者は自ら追い続ける「天皇の金魂」の真実
と
日本という国の “正体 ”を明らかにしてゆきたい(´□`。)(w_-;


長い間お付き合いありがとうございました
本日でこのお話は終わります
ムー雑誌や飛鳥昭雄さんたちの情報は
今もこれからも続きます
どうぞ、真実の情報をこれからもお見逃しなく
日本も世界も変化している
さようなら