
中国広東省東莞市では売春施設に対する大規模ながさ入れが行われた。AFP通信が11日伝えた。
がさ入れには6700名以上の警察官が参加したという。新華社通信が伝えた。ホテルやサウナ、マッサージサロン、カラオケバーなどで逮捕劇が繰り広げられた。67名が拘束され、売春婦のいた12の施設が閉鎖された。さらに地元警察の幹部2名が更迭されている。
これは東莞市を売春のメッカとして大々的に報道するテレビ番組があったためで、ジャーナリストらは隠しカメラで売春婦らの参加するパーティーの模様を映していた。レポーターは2度にわたって警察に通報したものの、警察は対応してくれなかった。
新華社通信によれば、東莞市の人口は800万人、そのうち30万人近くが性産業勤務だという。
売春は1949年以降中国では禁止されているが、400万人から600万人が性産業に関わっていると見られている。