金曜日, 7月 26, 2013
マシュー君のメッセージ(76)
内部告発(者)が今回のテーマのようです。環境保護と911事件以降は平和活動に関わってきたこの20数年のあいだに、私は内外のたくさんの”内部告発者”に出会いました。
それは、新しいエネルギー技術開発の研究者から、核物理学者、弁護士、サラリーマン、医師、お百姓さん、政府高官、政治家、お母さん、教師、学生、記者、作家、アーティスト、音楽家・・・など私が知る機会をいただいた数知れない人たちです。
この人たちに共通するファクターは何だろう?と考えると、それは「正直さ」と「勇気」という二つの言葉がすぐ浮かびます。
核問題に長年関わっているアメリカのある友人は、劣化ウラン弾の問題を世界に広めた女性ですが、そのために子どもと職を失い、今もさまざまな妨害と迫害を受けていますが、それでも果敢に活動をつづけています。
日本では「出る杭は打たれる」社会的通念がいまだ根深く、内部告発者を守ろうという意識も薄いかもしれませんが、草の根レベルでのエネルギーがかならずその人たちを支えるようになるはずです。またそうしないと日本は本当に変わらないと思います。