1年越しの出産レポ | あともりのいろいろ日記

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*不快な表現がありますのでご注意。
*かなり長文ですので、お時間のある方はどうぞ。




自分自身の記録のため、そしてこれからご出産に臨まれる方の少しでも参考になれば…




産院は、ソフロロジー出産で有名な神戸の益○産婦人科医院

ソフロロジーなんて聞いたこともなかったけど、ある日テレビでたまたま特集していたその産院での出産シーンに釘付けに!

なんて穏やかな出産なんだろう。
同じ産むならこんな穏やかな出産をしたい!!

まだ妊娠すらしていないのに、
『私はソフロロジーで産む!』
と心に決めました。

ソフロロジー。
簡単にいえば、妊娠中からのイメージトレーニングや呼吸法によって、陣痛の痛みを『赤ちゃんに会える嬉しい痛み』ととらえ、少しでも陣痛の痛みを軽減させる方法。
薬や点滴などで陣痛を和らげたりなんてしません。
一般的なお産と痛みは何ら変わりません。ただ、妊婦自身の気持ちひとつでそれを軽減させます。



『めざせ!笑顔でお産!!』





出産予定日は12月29日…

妊娠後期から、浮腫がひどく足がパンパンで痛いほど。

子宮口全く開く気配なし。
産院のマタニティビクスに通ったり、一日トータル3時間のウォーキングも効果なし。

12月初旬より産院に入院の日々。

【12月20日】
*錠剤による促進開始
*午後軽い生理痛のような痛み
*14:30 完全破水。陣痛開始。子宮口まだ1.5センチ。ラミセル入れる
*夕飯は一口ほどで気持ち悪くて食べられない。最後の食事となる。
*19:00 嘔吐

【12月21日】
*前日からの破水の不快さ、陣痛の痛みにただただ一人ソフロの呼吸法で耐える(ちなみにこの産院は厳しいことでも有名で、妊婦が甘えるからという理由で陣痛中は看護師はもちろん家族の付き添いすら禁止です。家族に来てもらうのは分娩室に歩いて移動する時に、自分で電話することになっています)
*1:30 お手洗いでラミセルが抜ける
*5:30 また嘔吐(精神的に弱いからだと院長に叱られ、絶飲食を指示される。水が飲めないのはかなり辛い)
*8:30 内診。子宮口はまだまだ。心が折れそうになる
*点滴による促進+栄養の点滴に切り替える。かなりの陣痛が強まる。
*13:00 内診。子宮口5センチ
*ユラユラゆれる変な椅子に座らされ、そのまま半端ない陣痛にただただ一人、ソフロで耐える。(この椅子の時間が一番辛かった。)
*ずっと変な椅子に座らされたまま部屋に放置。意識が朦朧とする。ソフロの呼吸法もできないほどの強い陣痛。『うまれるー』としか考えられない状態
*もう無理!とナースコール。助産師さんの内診。子宮口9センチ
*13:45 主人に産院に来るよう電話し、歩いて分娩室へ
*14:45 娘誕生

ソフロは陣痛中も分娩中も、絶対に息を止めません。
長く10秒かけて、ただひたすら息をはくだけ。『赤ちゃんに会える。赤ちゃんに会える。』と思いながら、ただそれだけです。
胎動を感じ始めた頃から、毎日毎日この呼吸法の練習とイメージトレーニングを続けてきました。
そんなことで大丈夫?って思われるだろうけど、私は破水からまる一日、本陣痛は14時間かかったけど、一度も『痛い』とか『あぁ。うぅ。』と言う声を一度も出していません。辛いとは思いましたが…
それに、分娩室ではやけに心が静かで気持ちよくて、娘がどんどん会いに来てくれているを感じながら、幸せな気分で産みました。
ちょうど股の間から出てきているまさにその瞬間の写真を、私が自分で撮影できるほど落ち着いていました。

笑顔でお産!!
陣痛は辛かったけど、とても気持ちよかった。




ありがとう。ありがとう。
会いに来てくれて。

泣きながら、娘を胸に抱いたあの日、忘れません。



長々と読んでくれた方、ありがとうございました。

ソフロロジーを考えられている方、あくまで私のケースですが、少しでもご参考になれば幸いです。











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