独身兄弟姉妹の老後，兄弟姉妹が先立てば面倒を見るのは実は甥・姪という現実

独身兄弟姉妹の老後，兄弟姉妹が先立てば面倒を見るのは実は甥・姪という現実

独身の兄弟姉妹がいる世帯でのお話

「ふと思ったんだが，独身の兄弟姉妹がいるんだけど，政府は介護は在宅介護にという方向に徐々にシフトしているそうなんだが，誰が面倒みるんかな。」

「普通にいけば兄弟姉妹じゃない？」

「兄弟姉妹が亡くなったあとは？」

「やっぱり甥・姪ということになるのかもね。でも娘が嫁にいった後でも，叔父叔母の介護ってできるのかしら・・・。」

「年金不払い等もあって，老後の生活費に困っている兄弟の場合はどうなるんだろうな？」

「民法上では，甥姪までは扶養の義務が発生するそうよ。そうなれば同居かしらね。」

「甥・姪の新居アパートに叔父叔母がついてくるわけ？」

「仕方ないわよ。仕送りなんて若い世代じゃできないだろうし・・・。
もしかしたら生活保護費の増大で，生活保護者の扶養は出来る限り親族で見る方向がより強力に変わるかもしれないし」

そういえばいつぞや，著名なコメディアンの方の親御さんが生活保護費を受給していて問題になりましたね。
民法の制度上は3親等内の親族までは扶養の義務を裁判所が課せるそうです。
つまり若い世代に貯蓄があれば，それを子供にではなく，叔父叔母の老後に使えということも将来的にはありえます。
現状でも市役所等は親族に仕送りできませんか？と電話してくるそうです。

非婚・晩婚は社会にとって大きなダメージになるのですね。

結局は他人の育てた子どもに世話になる独身者という話

結局は他人の育てた子どもに世話になる独身者という話

あるところに，こんな独身者がいた。
「子どもはお金も時間も取られるし将来あてにならない可能性もあるから、自分だけのためにお金も時間も使って存分に楽しみたい、だから結婚もする必要はない。老後は貯めたお金で施設に入るから誰の世話にもならないから迷惑もかけてない。」

これに対してある人がこうささやいた。

「年金をもらわずに純粋に貯金だけで暮らすのならともかく，公的年金はあなたが老人のときの若い世代が稼いだお金をもらうことになるのです。今，年金を払っているとおっしゃいますが，それはあなたのために時間を割いてあなたを産み育てたあなたの親世代のために義務を果たしているにすぎません。
また，老後の施設で働いてあなたのお世話を実際にしてくれるのは、他人がお金と時間をかけて育てた子どもですよ。
そのことについて考えるべきではないでしょうか。」

これについて昔ある政治家が，こう言ったそうです。
「若い時はやりたい方題して，結婚せず。
老後は他人が育てた子供の払った税金や労力で生きていくなどという発想は，とんでもない。
社会にパラサイトする自己中心的な考え方だ。」
しかし，この政治家は相当非難されたそうです。
非難してきた人々はいわゆる独身のフェミニストさん達でしょうか。
独身男性の団体活動など聞いたことがないので，批判しないと思いますので・・・。