高校無償化に見え隠れする縦割り行政の弊害

高校無償化に所得制限をする。一見すると至極妥当な政策に見えるが,
国の政策を俯瞰してみると疑問点がある。

まず世帯年収であるが,どう考えても高校生を持つ正社員共働き世帯であれば間違いなく910万は超えてくる。
男女共同参画で女性の社会進出を促しておきながら一方では高額所得者として差別する。
まさに二枚舌といわざるをえないだろう。

家庭で女性に育児をしてもらえれば毎月莫大な予算を投じて託児所を維持しなくても済むのに,
莫大な予算を投じて託児所の増設や学童保育所の増設を行う政府。

どうみても我が国の政治は,俯瞰的に政策を行っていない。

個々の政策は確かに正しいようにみえるのだが,トータルで見ると莫大な無駄が生じている。

今一度基本に立ち戻って政策を行っていただきたいものだ。