東京の私大に出すと就職もできなくなる?
一時期の上京志向ブームから地元志向が強まって,地元の大学ではなく,東京の私大に行きたがる高校生が減少していることは事実のようであるが,その裏付けとなるようなデータがあった。
大卒の卒業後の進路で,進学も就職もしない者をを未就職者という。
この未就職者の割合が最も多いのが,南関東(つまり都内等)の私立大学であることが明らかになっている。
次の数値を見ていただきたい。
国立大学,公立大学,私立大学の未就職者の割合だが。
卒業生の30%以上が未就職者となってしまう。いわば悲惨な大学の割合だ。
国立大学 4.5%
公立大学 7.7%
私立大学(伝統校)27.9%
私立大学(中堅伝統校)35.1%
私立大学(新設校)39.3%
となっている。
※私立大学は設立年度が1950年以前のいわゆる伝統校,1950~1990までの中堅伝統校,1990年以降設置の新設校でかなり差があるため分かれている。
一目瞭然だが,就職においては,国公立優位である。
もっとも国立でも4.5%の大学は就職に苦しんでいるわけなので,私立の上位大学よりも国立がいいとは言い難い部分もある。
次に地域別である。
北海道・東北 29.3%
北関東 22.2%
南関東 32.8%
中部・東海 13.8%
近畿 41.8%
中国・四国 16.0%
九州・沖縄 27.1%
となっている。
近畿がいちばんひどいのだが,ついで都内などの南関東となっている。
総合的にみると,都内や近畿地区の私立大学に高い金を払って進学させても,結局未就職者(フリーター等)になるリスクが高まるだけで,良いとは言えない状況がある。
最近はあまり上京志向がないのもうなずける結果となった。
一時期の上京志向ブームから地元志向が強まって,地元の大学ではなく,東京の私大に行きたがる高校生が減少していることは事実のようであるが,その裏付けとなるようなデータがあった。
大卒の卒業後の進路で,進学も就職もしない者をを未就職者という。
この未就職者の割合が最も多いのが,南関東(つまり都内等)の私立大学であることが明らかになっている。
次の数値を見ていただきたい。
国立大学,公立大学,私立大学の未就職者の割合だが。
卒業生の30%以上が未就職者となってしまう。いわば悲惨な大学の割合だ。
国立大学 4.5%
公立大学 7.7%
私立大学(伝統校)27.9%
私立大学(中堅伝統校)35.1%
私立大学(新設校)39.3%
となっている。
※私立大学は設立年度が1950年以前のいわゆる伝統校,1950~1990までの中堅伝統校,1990年以降設置の新設校でかなり差があるため分かれている。
一目瞭然だが,就職においては,国公立優位である。
もっとも国立でも4.5%の大学は就職に苦しんでいるわけなので,私立の上位大学よりも国立がいいとは言い難い部分もある。
次に地域別である。
北海道・東北 29.3%
北関東 22.2%
南関東 32.8%
中部・東海 13.8%
近畿 41.8%
中国・四国 16.0%
九州・沖縄 27.1%
となっている。
近畿がいちばんひどいのだが,ついで都内などの南関東となっている。
総合的にみると,都内や近畿地区の私立大学に高い金を払って進学させても,結局未就職者(フリーター等)になるリスクが高まるだけで,良いとは言えない状況がある。
最近はあまり上京志向がないのもうなずける結果となった。