女性の結婚観が大きく変わったここ数年(妥協婚が大人気)

結婚希望のある未婚女性の結婚観に大きな変化があるようだ。
次のデータは,1987~2010年の未婚女性の結婚観の変化である。

妥協=妥協しても適齢期には結婚したい。
理想=理想の相手以外とは結婚したくない。

1987年 妥協 54.9% 理想 45.1%
1992年 妥協 49.8% 理想 50.2%
1997年 妥協 43.3% 理想 56.7%
2002年 妥協 44.1% 理想 55.9%
2005年 妥協 50.3% 理想 49.7%
2010年 妥協 59.1% 理想 40.9%

驚くべきことだが,現代未婚女性のスタンダードは保守なのである。
1987年よりも保守ということに驚きを隠せない。
過去30年で最も保守的な女性が多い時代になっているわけだ。

どうにも政治やマスコミと実態のニーズが乖離しているような気がする。
フェミニスト教授よ。どうやら女性達はあなた方を必要としていないようだ。
男女共同参画の莫大な予算支出にも当の女性達は冷ややかな目というのが実情か。
イクメン・弁当男子報道も一部のバリキャリ女性には高評価でも一般女性の目は冷ややかか。

ちなみに男性も女性ほどではないがやはり大きく保守に動いている。

1987年 妥協 61.7% 理想 38.3%
1992年 妥協 53.7% 理想 46.3%
1997年 妥協 49.2% 理想 50.8%
2002年 妥協 48.8% 理想 51.2%
2005年 妥協 52.6% 理想 47.4%
2010年 妥協 57.3% 理想 42.7%

この二つの数字を合わせるとその時代で男女どちらが有利かも分かる。

妥協婚を望む割合

1987年 女性 54.9% 男性 61.7%
1992年 女性 49.8% 男性 53.7%
1997年 女性 43.3% 男性 49.2%
2002年 女性 44.1% 男性 48.8%
2005年 女性 50.3% 男性 52.6%
2010年 女性 59.1% 男性 57.3%

1987年から一環して続いてきた女性有利の結婚市場は2010年に男性有利市場に逆転している。
1997当時には5.9%も女性優位だったのに
現在では1.8%もの男性優位である。

妥協しない男性に対して,妥協しても結婚したい女性これが現代の構図だ。

マスコミなどに踊らされずに,男性に好かれる女性になる努力をしないと結婚できない時代に、既になっているということを未婚女性達は認識すべきだろう。