心理学専攻の行方 | ☆サンフランシスコ☆ ライフ&ワーク

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夢は大きく。人生山あり、谷あり。毎日楽しく。日々前進。
そんな私の北カリフォルニア生活。

わっ、なんだか久しぶりの日記になってしまった。

とくに忙しかった訳じゃないのだけど、時間が経つのは

早いのね。 ( ̄ー ̄;

ぼーっとしてたらもう10月も中旬を超えるところ。

いや、単純に毎日ぼーっとしてた訳でもないんだけどね、

とりあえず現時点でまだ就職先は見つかっておりません。(^_^;)


というわけで今回はやみくもにアメリカ大学院心理学専攻後の

現実について書いてみようと思います。

(アメリカの大学院の心理学カウンセラーの資格取得コースのお話で

ソーシャルワーク等は含みません。)



私がこちらに引っ越して来たのはもともと心理学の博士課程を始める

ためだったのですが、行く予定にしていた学校の状況が変わり、

悩んで、悩んで、悩みきった あげくの果てに

今回はそちらの学校に入るのをパスしたわけです。


という訳で就職活動を開始したものの、

心理学の分野で資格も経験も持たずに就職口を見つけるのは

とっても難しいという現実に直面しております。

(私だけかもしれませんが ・・・・


そんな状況もあってとりあえず今は、

心理学関係の仕事ではなく、自分の古巣の経験を積んだ

ジャンルで就職を探してる次第なのよね。

仕事探しもせっせと違うジャンルで探して~、

心理学なんてすっかりどこふく風~、おきらく、おきらく。音譜


で、毎日、けっこー楽しくやってるんだけど、

ふとしたときにあそこまで熱くなっていた自分はなんだったのかって

そんなにあっけない夢だったのか~って、ふっと我に帰ったりするの

よね。確かに大志をいだいて心理学者をめざしたんじゃないの?

ってね。(そんなに大それたものでもないですけど。)

とはいっても、おしよせる現実。ショック

青春スピリットだけじゃやってられないですから~。 過去記事参照


話がそれましたが、アメリカの大学院の心理学を専攻してカウンセラー

になる道はおおまかにわけて2つ、MFTと心理学者コースがあります。

MFTとはマリッジファミリーセラピーのことで、

こちらののコースを進むとだいたい3年ほどの学科

(Practicum含む)があり、それを終了した後

3000時間の実習を終了した後、州の資格を受けて合格すると

MFTになります。


それか、大学院をの心理学過程(約2年)を終了した後に、

博士課程(約4年)に進み、(大学院過程と博士課程を

まとめて5年としている学校もあります。)

それから3000時間の実習を経て、

州のテストを受けて合格した後に心理学者となります。


もし心理学を大学院過程で終えてしまった場合、

特に資格もとれないのでカウンセリングができる場所は

とっても限られてきます。

大学院レベルで終わる場合には、

一般企業のHRに就職したり、学校でカウンセラーになったり、

あとはAgencyでコーディネータになったりするみたい。


それと、万が一MFT専攻後に仮にMFTになった後で、

’私!やっぱり心理学者になりたいわ~’って思ったとしたら、

もう一度、博士課程からやり直し。それだけじゃなくって、

そのあともれなく3000時間の実習もついてきます。(((( ;°Д°))))

そして州の心理学者のテストにも合格しなくっちゃいけないのよね。


初めからどのコースを歩むかでまったくその後が変わってくるわけ。

もちろんMFTと心理学者とでは、できる仕事の幅もお給料も

公には変わってきます。

(現実的には同じ仕事内容だったするみたいです。)


私は初め、MFTのトラックで大学院を始めたのだけど、

もっと幅広く心理学の分野で関われるようになりたい

ということと、先生方の奨励もあって(なぜか先生方はみんな

博士課程コースをすすめるのよね。)

博士課程コースに変えたわけです。


が、今の私は大学院だけで終わっていて資格もないので、

心理学の世界では橋にも、 棒にも引っかからないってとこでしょうか?

これが心理学専攻者の厳しい現実です。


毎日、毎日、あれだけガリガリ勉強してたのに、

今じゃすっかり過去のことになりつつ、心理学のしの字もない生活を

送ってますが、自分の今までやってきたことが

後々いきると信じて、今は自分がやらなければならないことに

進んでいくしかないと思ってます。


これから心理学をアメリカで勉強してく方のために少しでも

お役にたてればと思ったのと、将来の自分への応援も込めて

ここに書き記しますね。