家族の誰かがはなうたを歌ってるのを
聞くのが昔から好きだった。
はなうたって、気持ちに余裕があって
気分がいいことの表れだと思うから。

それが無意識に周りにも伝わって
その場の空気がほんわかするのが
いいなぁといつも思っていた。

亡くなった娘も幼稚園で習ってくる
歌をいつも家で歌っていて…
それがとてもとてもかわいくて。
何度も繰り返して歌ってもらった。

それがもう聴けなくなったなんて…
録音しておけばよかった。
悲しくて寂しくて泣けて仕方ない。



娘がいなくなってから気づいたのは…
私以外の家族ははなうたを歌えてる
ということ。
同じ悲しみを経験していても
はなうたを歌える余裕があるというか
気持ちを切り替えてるからなのかな。
みんなが沈んでいるよりはいいけど…

私は…とても歌える気分にならない。
曲を聴いて泣くことはあっても
気分よくはなうたを歌うことが
今の私にはどうしてもできない。
心に余裕がないんだろうな…

はぁ、いつか歌える日は来るのかな。