読書リスト~2018年12月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

 

月の満ち欠け 月の満ち欠け


<新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──

目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか?

 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、

その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。

この数奇なる愛の軌跡よ!

さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ>

 

このひとのタイムスリップものをいっときよく読んでいた。

今回直木賞ということで

ひさしぶりに読んでみたが

記憶に残らない一冊になりそう。

でも、「身の上話」という本は読んでみるつもり。


読了日:12月05日 著者:佐藤 正午


セカンド・ラブ (文春文庫) セカンド・ラブ (文春文庫)


<1983年元旦、

僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、

春香と出会った。

やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。

春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは…。

清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心

『イニシエーション・ラブ』に続く二度読み必至、驚愕の「恋愛ミステリー」>


読了日:12月13日 著者:乾 くるみ


何度読んでも石持浅海と乾くるみの区別がつかない。

わたしの読書力に問題があることはおいてしまって

ふたりとはどうも波長が合わない。ということに。





スケルトン・キー スケルトン・キー


<週刊誌記者のスクープ獲得の

手伝いをしている僕、坂木錠也。

この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて

心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。

最近は、まともな状態を保てている。

でもある日、児童養護施設でともに育った仲間から

電話がかかってきて、日常が変わりはじめた。

これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまう―

僕に近づいてはいけない。殺してしまうから。あなたは死んでしまうから>


読了日:12月17日 著者:道尾 秀介

るり姉 るり姉


<三姉妹が慕う、母親の妹のるり姉は天真爛漫で感激屋。

周りの人々を楽しい気分にさせてくれる天才だ。

だが、そんなるり姉が入院した。

季節を遡り、三姉妹や母親、るり姉の夫の視点から、

元気だったるり姉との愛おしい日々が語られる。

日常にある幸せが一番大切だと気づかせてくれる連作家族小説>




びっくりした。

推理小説でもないのにびっくりした。

肩透かし感がハンパじゃない。

基本、ハッピーエンドが好きなのだけれど、

思わず死なないんか〜いっ! ってつっこんだ。

勝手に重松清さんみたいな話と思って読んだわたしが悪いのね。

重松清さんの話作りの巧さが改めてわかった一冊でした。


読了日:12月23日 著者:椰月 美智子


去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫) 去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)


<ライターの「僕」は、

ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。

彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。

だが、動機は不可解。

事件の関係者も全員どこか歪んでいる。

この異様さは何なのか?

それは本当に殺人だったのか?

 「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。

なぜなら、この事件は実は―>


読んでいるときにテレビでこの映画をやったので、

読みながら観てしまったものだから余計に混乱。

この小説は叙述トリックだとあとから知り、

それ故映画はかなり凝っていた(設定を変えていた)らしい。

道理で、浅読みにはわからないことばかり。

芥川賞作家が書く謎解きは一筋縄ではいかず、

読み手にも読書力が必要としみじみ。。

この作家さんの本は多分3冊目。

前の本の粗筋を読んでも想い出せないくらいだから

もうこのひとは諦めます。

今年の出だしの一冊は「当たり」だったのに

締めはこんな感じで残念。

来年は自分の読書力を見極めて本を選びます。


ただこの本を選んだのは

映画が岩ちゃんが主役だったからなんですけどね^^;



読了日:12月31日 著者:中村 文則





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