<“にらみ”とは、刑事が公判を傍聴し、
被告人が供述を翻したりしないよう、無言で圧力をかけること。
事務所荒らしで捕まり、
懲役五年の判決を受けた窃盗の常習犯・保原尚道は、
仮釈放中に保護司を殺害しようとした容疑で逮捕された。
取り調べを担当する片平成之は、
四年前の保原の裁判で“にらみ”をしていて面識があった。
保原は自首しており、目撃者による面通しも終えているのだが、
片平は納得していない。
保原は人を殺めようとするほどの悪人なのか―
(「にらみ」)驚きと情感あふれるミステリー傑作集! >
先月読んだ中山七里の「護られなかった者たちへ」の表紙の
怒りたくなるくらいの気持ち悪さ(わたしだけだとは思うけど)とは
違うけれど、これも表紙がよくない。
一か月前に読んだばかりなのに
この表紙のイメージだけで内容は忘却・・・・・
読了日:07月04日 著者:長岡 弘樹
<竜崎伸也、大森署最後の事件!?
正体不明の敵に立ち向かう、激動の長編第7弾。
私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。
不審に思った大森署署長・竜崎は、
いち早く署員を向かわせるが、警視庁の生安部長から横槍が入る。
さらに、管内で殺人事件が発生。
電話で話した同期の伊丹から「異動の噂が出ている」と
告げられた竜崎は、
これまでになく動揺する自分に戸惑っていた――。
大人気警察小説シリーズ、待望の第9作! >
安定のシリーズ。
その分、竜崎も世間ずれの幅が狭くなってきたようで
その辺りは残念。
次回でまた移動になるので
いつものやりとり(浅見光彦の刑事局長の弟とばれるときみたいな)が
また始まるのか
警視庁の近所の神奈川県警なのでその人物像は広まっているのか。
読了日:07月11日 著者:今野 敏
<悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、
母・郁美の弁護を依頼する。
郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて
殺害した容疑で逮捕されたという。
接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。
名を変え、過去を捨てた御子柴は、
肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか? >
これもシリーズもの。
ただ主役の弁護士が14歳で殺人を犯しているという。。
この作家さんは魅力的な主人公のシリーズをいくつか持っているが
共感できるところはないのに
御子柴の話がいちばん好きかな。
読了日:07月22日 著者:中山 七里
<「お前は伴走者だ。俺の目だ」
『夏・マラソン編』「速いが勝てない」と言われ続けた
淡島は伴走者として、
勝利に貪欲で傲慢な視覚障害者ランナーの内田と組むことに―。
『冬・スキー編』優秀な営業マンの涼介は、
会社の方針で全盲の天才スキーヤーの
女子高生・晴の伴走者をするよう命じられるが…。
自分ではなく他人のために勝利を目指す>
Twitterで糸井重里が絶賛していた二人目のひと。
一人目の
「燃え殻」さんの「ボクたちはみんな大人になれなかった」は
わたしには合わなかったので
今回の「伴走者」もあまり期待していなかったが
こちらは面白かった。
並行して読んでいた「魔女の胎動」もスポーツもの。
面白さは東野圭吾の上を行ってました。
糸井重里の信頼度は50%に上昇。
読了日:07月24日 著者:浅生 鴨
<自然現象を見事に言い当てる、
彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。
彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。
東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚>
映画にもなってるシリーズで
評判もよいようですが、
これを読み始めてすぐに
「ラプラスの魔女」の図書館予約を取り消しました。
読了日:07月27日 著者:東野 圭吾
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