読書リスト~2018年6月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

 

崩れる脳を抱きしめて 崩れる脳を抱きしめて


<広島から神奈川の病院に

実習に来た研修医の碓氷は、

脳腫瘍を患う

女性・ユカリと出会う。

外の世界に怯えるユカリと、

過去に苛まれる碓氷。

心に傷をもつふたりは

次第に心を通わせていく。

実習を終え広島に帰った碓氷に、

ユカリの死の知らせが届く。

彼女はなぜ死んだのか?

ユカリの足跡を追い、

碓氷は横浜山手を彷徨う>


出だしで思い込みをさせられた。
終わりから始まるので
これはいまはこうだけど、
最後はこうなるんだから、と
ミスリードに綺麗にひっかかる。
このひとの本はまだ数冊しか
読んでいないけれど
いちばん面白かった。


読了日:06月05日 著者:知念 実希人



陽気な死体は、 ぼくの知らない空を見ていた (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 陽気な死体は、 ぼくの知らない空を見ていた (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


<小学5年生の夏、

死者と会話できる大地の前に一人の霊が現れた。

彼の名は悟。

大地の大好きな幼馴染・空の兄で、

悟は父とともに、彼女によって殺された。

悟は殺された理由を探るべく、

この世に留まったという。

それ以降、大地の周囲で

さまざまな事件が起こり…>


横浜市の図書館蔵書が一冊なので
長い時間待ちました。
が、
なんとも救いようのない
後味の悪い顛末。
イヤミスの可愛らしさもない。
待った甲斐なしの一冊。


読了日:06月09日 著者:田中 静人



護られなかった者たちへ 護られなかった者たちへ


<仙台市の

福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、

手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。

三雲は公私ともに人格者として

知られ怨恨が理由とは考えにくい。

一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、

捜査は暗礁に乗り上げる。

三雲の死体発見から遡ること数日、

一人の模範囚が出所していた。

男は過去に起きた

ある出来事の関係者を追っている。

男の目的は何か?

なぜ、三雲はこんな

無残な殺され方をしたのか?>


ほん…っとにこのひとの

書く早さには驚く。

たまに思い切ったハズレはあるけれど

早いからつまらないというものではない。

犯人には早い時点で気がつくけれど

興味が切れることはなかった。


ただ、表紙が気持ち悪すぎ。

カバーをかけて読みました。


読了日:06月24日 著者:中山 七里



また、同じ夢を見ていた また、同じ夢を見ていた


「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」

の著者が贈る、待望の最新作。
友達のいない少女、

リストカットを繰り返す女子高生、

アバズレと罵られる女、

一人静かに余生を送る老婆。
彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。

「やり直したい」ことがある、

“今"がうまくいかない全ての人たちに送る物語>


「君の膵臓」が面白かったので

やはり評価が厳しくなってしまう。

でもそれも期待の高さの表れ。

次の本も期待して読みます。


読了日:06月29日 著者:住野 よる





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