<広島から神奈川の病院に
実習に来た研修医の碓氷は、
脳腫瘍を患う
女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、
過去に苛まれる碓氷。
心に傷をもつふたりは
次第に心を通わせていく。
実習を終え広島に帰った碓氷に、
ユカリの死の知らせが届く。
彼女はなぜ死んだのか?
ユカリの足跡を追い、
碓氷は横浜山手を彷徨う>
出だしで思い込みをさせられた。
読了日:06月05日 著者:知念 実希人
陽気な死体は、 ぼくの知らない空を見ていた (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
<小学5年生の夏、
死者と会話できる大地の前に一人の霊が現れた。
彼の名は悟。
大地の大好きな幼馴染・空の兄で、
悟は父とともに、彼女によって殺された。
悟は殺された理由を探るべく、
この世に留まったという。
それ以降、大地の周囲で
さまざまな事件が起こり…>
読了日:06月09日 著者:田中 静人
<仙台市の
福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、
手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として
知られ怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、
捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見から遡ること数日、
一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きた
ある出来事の関係者を追っている。
男の目的は何か?
なぜ、三雲はこんな
無残な殺され方をしたのか?>
ほん…っとにこのひとの
書く早さには驚く。
たまに思い切ったハズレはあるけれど
早いからつまらないというものではない。
犯人には早い時点で気がつくけれど
興味が切れることはなかった。
ただ、表紙が気持ち悪すぎ。
カバーをかけて読みました。
読了日:06月24日 著者:中山 七里
「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」
の著者が贈る、待望の最新作。
友達のいない少女、
リストカットを繰り返す女子高生、
アバズレと罵られる女、
一人静かに余生を送る老婆。
彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。
「やり直したい」ことがある、
“今"がうまくいかない全ての人たちに送る物語>
「君の膵臓」が面白かったので
やはり評価が厳しくなってしまう。
でもそれも期待の高さの表れ。
次の本も期待して読みます。
読了日:06月29日 著者:住野 よる

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