<人気シンガソングライターの
上条梨乃は、
渋谷のゴミ捨て場で目を覚ました。
そこに至るまでの記憶はない。
通行人に見られて慌てるが、
誰も彼女の正体に気づく様子はなく、
さらに街頭に流れるニュース
――梨乃の自殺を報じたニュース――に、
梨乃は呆然とした。
自殺したなんて考えられない。
本当に死んだのか?
それなら、ここにいる自分は何者なのか? >
「私は間に合えなかった」(359p)という言葉、
気持ちが悪い。
読了日:04月06日 著者:辻堂 ゆめ
<かわいい娘へ。いとしい息子へ。
母の愛と破壊力に満ちた
“爆笑”メッセージ集>
大腸の検査の時、2リットルの下剤を飲みながら
病院図書にあったこの本を読んだ。
この先に待っていることを知らずに
笑ってたときが懐かしい。。
このシリーズの本をもう読めないかも。
<ミステリ作家の冴子は、友人・亜美から恋人タケルを紹介される。
第一印象からタケルに不穏なものを感じていた冴子は、
一通のファンレターを契機に、タケルに不審を抱き、
彼の過去を探ることに。
するとそこには数多くの死が……!
逆転に次ぐ逆転。鮮やかに覆っていく真実>
図書館の予約を半年待ってやっと読んだのに
読み終えた先から忘れる。
待った甲斐のなかった本。
読了日:04月15日 著者:浦賀 和宏
<犯人を白日のもとにさらすために――
防犯探偵・榎本と犯人たちとの頭脳戦。
様々な種類の時計が時を刻む晩餐会。
主催者の女流作家の怪死は、
「完璧な事故」で終わるはずだった。
そう、居あわせた榎本径が、異議をとなえなければ……。
表題作ほか、斜め上を行くトリックに彩られた4つの事件>
「悪の教典」辺りまではついていかれたけれど、
以降は、絵が想像出来なくて読むのにも力がいると思わされる話が多い。
斜め読みからついに諦めた。
読了日:04月15日 著者:貴志 祐介
<落語のイントロ「まくら」を
ガラケーで書いてみました。
噺家・春風亭一之輔、初のエッセイ集。
「忖度」「相撲」「ノーベル賞」「解散」
「○○ファースト」「金メダル」「○○ハラ」など
旬のお題に合わせて綴られていく、
まさに読む「まくら」!俳優・東出昌大との対談も収録>
「選挙」のところで「開票0%で当選確実」と
2回繰り返してるけれど、これ「0」じゃなくて「○」だと思うのですが。
「ノーベル賞」でBディランを南こうせつに例えるとは一之輔さんお若い。
画像を見て陽水に変更してたけれど、
そこはやはり拓郎でしょう、と昭和30年代生まれは思うわけで。
小三治師匠の話は高座でも文字でも好き。
読了日:04月15日 著者:春風亭一之輔
<被害者と加害者、
その家族たちの“想い”をみつめてきた刑事・夏目信人が
出会う四つの事件。
社会の歪みが生み出す不平等に、
虚しさを抱えつつも懸命に前を向く人々
。非力な彼らを餌食にする犯人を前に、
刑事のまなざしが怒りに燃える。
私たちが願うのは、被害者の幸せだけでいいのだろうか?>
このシリーズ、好き。
大事に読もうと思うひと。
読了日:04月27日 著者:薬丸 岳
<まちがえることを受け入れて
まちがえることを一緒に楽しむ「認知症を抱える人」が
接客をする不思議であたたかいレストランのものがたり>
ひとが面白いと言っている本を読みたいなと
思っていた時に
読書メーターでお奨めされていた本。
自分の選択だけじゃたぶん手にしなかった。

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