読書リスト~2018年2月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

 2月の読書メーター




完璧な母親 (単行本) 完璧な母親 (単行本)


<流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。

絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。

同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、

毎年ケーキに兄の歳の数の蠟燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、

知可子は歪な〝完璧な母親〟を目指し続ける。

そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙が――。

母の愛こそ最大のミステリ>


母親でいるというのが自分の存在価値なんだろうな。

最愛の子供が亡くなっても、

すぐに次の子を作ることでまた母親になれる。

ある意味、完璧な母親。


読了日:02月03日 著者:まさき としか



盤上の向日葵 盤上の向日葵


<実業界の寵児で天才棋士。
本当にお前が殺人犯なのか!?
埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、

叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた

新米刑事・佐野のコンビが調査を開始した。

それから四ヶ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。

向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦会場だ。

世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは――!?>


読み手にたっぷりと上条桂介側につかせておいて、

滅多にいないようなクズな男をふたりも関わらせる。

そのうえ母親の事情まで教えられてしまい、

柚月裕子さん、Sすぎる。

あまりにかわいそうで読みにくかった。

最後は最後で、刑事たちにも鬼の所業。

離れたところならまだしも、目の前で飛び込まれて、

精神的にも刑事の立場としてもその先どうなるんだろう。

本屋大賞ノミネートを読むのはまだ2作目だけど、

「かがみの孤城」のほうがわたしは好きです。


読了日:02月11日 著者:柚月 裕子


ビーズ織り (NHK婦人百科) ビーズ織り (NHK婦人百科)   <雑誌>


何万も出して買ったキットが、

この本に載っているとあとから知ってしばらく立ち直れなかった。

最近になって、少し自己嫌悪も和らいできたので

ヤフオクで購入。

色番号が後ろに書いてあるのは不親切だけど、

色番号を教えてくれるだけでもよしとしないと。

ちなみに、何万もだして買ったキット、

いまだに作っていません。


読了日:02月11日 著者:佐古 孝子


教場0: 刑事指導官・風間公親 教場0: 刑事指導官・風間公親


<【編集担当からのおすすめ情報】
各話に施された恐るべき仕掛けの数々と、
驚天動地のラスト!
トリックメーカー長岡弘樹の面目躍如!
「刑事コロンボ」「古畑任三郎」に連なる
倒叙ミステリーのニューヒーロー!
――各話タイトルの元ネタが分かった方は、
かなりの「刑事コロンボ」通です!>


最初に風間教官が登場したときは

、『ジョーカーゲーム』の結城中佐を彷彿とさせたけれど、

この風間道場に至っては結城中佐の孤高感はまるでなく、

普通の出来る男。

事件を簡単に解決してしまう点では普通の出来すぎる男。


読了日:02月12日 著者:長岡 弘樹


消えない月 消えない月


<出版社に勤務する松原とマッサージ師のさくら、

二人は、付き合いはじめ、やがて別れる。

それで終わりのはずだった。

婚約までした男と女の関係は、

はじめから狂っていたのかもしれない。

加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」に斬り込んだ、

残酷にして無垢な衝撃作>


ストーカーの思い込みの強さが、

精神に異常をきたしているわけでなく

、ただの性格だとしたらもっと怖い。

一般的に、

絶対に自分は間違えてない、絶対に自分は正しい、

と思うときこそもう一度自分を疑ってみたほうがよさそう。


読了日:02月14日 著者:畑野 智美


柳家小三治の落語 7 (小学館文庫) 柳家小三治の落語 7 (小学館文庫)


<「大工調べ」「転宅」「らくだ」「百川」

「ミイラ取り」「金明竹」「素人鰻」の7席。
柳家小三治と言えばマクラ、

マクラと言えば柳家小三治という、

独特のマクラもたっぷり聴かせ、いえ、読ませます!
聴いても読んでも面白い、

小三治の落語ワールドに浸って、江戸を感じてください。
噺に出てくる用語解説も充実、京須偕充氏の演目解説付きです>


やっぱり「読む」より「観て聴きたい」。

高座は一度しか行ったことはないが、

お茶を飲んだり、話の間の取りかたもほんとに好き。

小三治さんが修行時代にさぼって

土手で本を読んでいた話を一之輔さんがしてくれて

「スナフキンか」って。

好きだわー、スナフキンの小三治さんも。

アルツハイマーと言っていたのも洒落だったようでよかった。

また噺を聴きに行きたいので、是非元気でいてもらいたい。


読了日:02月14日 著者:柳家 小三治



宿命と真実の炎 宿命と真実の炎


<仕事にしがみつく女刑事と警察を離れた男の因縁。
復讐だけを生きる糧にするふたり――。
幼い日に、警察沙汰で離れ離れになった誠也とレイ。

大人になって再会したふたりは、警察への復讐を誓い、

その計画を着実に遂行する。
一方、事故か他殺か判然としない警察官の連続死に、

捜査本部は緊迫する。

事件を追う所轄刑事の高城理那は、

かつて“名探偵"を呼ばれた西條の存在を気にしていた。

スキャンダルで警察を去り、人生を暗転させた男。

彼だったらどう推理するのか――>


図書館の蔵書が20冊近くあるのに

それでも8か月も待たされた本。

読み始めてわかったのは

続編だった。。

続き物じゃないから話はわかるけれど

主役の一人の存在が前の話の主役らしく

なぜ警察を辞めたのかわからないままだった。

題名が大げさで外で読むには

ブックカバーが必要だった。


読了日:02月21日 著者:貫井 徳郎


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