<流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。
絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。
同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、
毎年ケーキに兄の歳の数の蠟燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、
知可子は歪な〝完璧な母親〟を目指し続ける。
そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙が――。
母の愛こそ最大のミステリ>
母親でいるというのが自分の存在価値なんだろうな。
最愛の子供が亡くなっても、
すぐに次の子を作ることでまた母親になれる。
ある意味、完璧な母親。
読了日:02月03日 著者:まさき としか
<実業界の寵児で天才棋士。
本当にお前が殺人犯なのか!?
埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。
遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、
叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた
新米刑事・佐野のコンビが調査を開始した。
それから四ヶ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。
向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦会場だ。
世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは――!?>
読み手にたっぷりと上条桂介側につかせておいて、
滅多にいないようなクズな男をふたりも関わらせる。
そのうえ母親の事情まで教えられてしまい、
柚月裕子さん、Sすぎる。
あまりにかわいそうで読みにくかった。
最後は最後で、刑事たちにも鬼の所業。
離れたところならまだしも、目の前で飛び込まれて、
精神的にも刑事の立場としてもその先どうなるんだろう。
本屋大賞ノミネートを読むのはまだ2作目だけど、
「かがみの孤城」のほうがわたしは好きです。
読了日:02月11日 著者:柚月 裕子
ビーズ織り (NHK婦人百科)
<雑誌>
何万も出して買ったキットが、
この本に載っているとあとから知ってしばらく立ち直れなかった。
最近になって、少し自己嫌悪も和らいできたので
ヤフオクで購入。
色番号が後ろに書いてあるのは不親切だけど、
色番号を教えてくれるだけでもよしとしないと。
ちなみに、何万もだして買ったキット、
いまだに作っていません。
読了日:02月11日 著者:佐古 孝子
<【編集担当からのおすすめ情報】
各話に施された恐るべき仕掛けの数々と、
驚天動地のラスト!
トリックメーカー長岡弘樹の面目躍如!
「刑事コロンボ」「古畑任三郎」に連なる
倒叙ミステリーのニューヒーロー!
――各話タイトルの元ネタが分かった方は、
かなりの「刑事コロンボ」通です!>
最初に風間教官が登場したときは
、『ジョーカーゲーム』の結城中佐を彷彿とさせたけれど、
この風間道場に至っては結城中佐の孤高感はまるでなく、
普通の出来る男。
事件を簡単に解決してしまう点では普通の出来すぎる男。
読了日:02月12日 著者:長岡 弘樹
<出版社に勤務する松原とマッサージ師のさくら、
二人は、付き合いはじめ、やがて別れる。
それで終わりのはずだった。
婚約までした男と女の関係は、
はじめから狂っていたのかもしれない。
加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」に斬り込んだ、
残酷にして無垢な衝撃作>
ストーカーの思い込みの強さが、
精神に異常をきたしているわけでなく
、ただの性格だとしたらもっと怖い。
一般的に、
絶対に自分は間違えてない、絶対に自分は正しい、
と思うときこそもう一度自分を疑ってみたほうがよさそう。
読了日:02月14日 著者:畑野 智美
<「大工調べ」「転宅」「らくだ」「百川」
「ミイラ取り」「金明竹」「素人鰻」の7席。
柳家小三治と言えばマクラ、
マクラと言えば柳家小三治という、
独特のマクラもたっぷり聴かせ、いえ、読ませます!
聴いても読んでも面白い、
小三治の落語ワールドに浸って、江戸を感じてください。
噺に出てくる用語解説も充実、京須偕充氏の演目解説付きです>
やっぱり「読む」より「観て聴きたい」。
高座は一度しか行ったことはないが、
お茶を飲んだり、話の間の取りかたもほんとに好き。
小三治さんが修行時代にさぼって
土手で本を読んでいた話を一之輔さんがしてくれて
「スナフキンか」って。
好きだわー、スナフキンの小三治さんも。
アルツハイマーと言っていたのも洒落だったようでよかった。
また噺を聴きに行きたいので、是非元気でいてもらいたい。
読了日:02月14日 著者:柳家 小三治
<仕事にしがみつく女刑事と警察を離れた男の因縁。
復讐だけを生きる糧にするふたり――。
幼い日に、警察沙汰で離れ離れになった誠也とレイ。
大人になって再会したふたりは、警察への復讐を誓い、
その計画を着実に遂行する。
一方、事故か他殺か判然としない警察官の連続死に、
捜査本部は緊迫する。
事件を追う所轄刑事の高城理那は、
かつて“名探偵"を呼ばれた西條の存在を気にしていた。
スキャンダルで警察を去り、人生を暗転させた男。
彼だったらどう推理するのか――>
図書館の蔵書が20冊近くあるのに
それでも8か月も待たされた本。
読み始めてわかったのは
続編だった。。
続き物じゃないから話はわかるけれど
主役の一人の存在が前の話の主役らしく
なぜ警察を辞めたのかわからないままだった。
題名が大げさで外で読むには
ブックカバーが必要だった。
読了日:02月21日 著者:貫井 徳郎
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