読書リスト~2016年9月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題


赤い刻印 赤い刻印


<刑事である母に毎年届く、

差出人不明の御守り―。

秘められた想いが、封印された過去を引き寄せる>


新刊が出ると必ず読む作家さんのひとり。

初めて読んだのが「傍聞き」。

以来似たような印象の話が多いが

わたしは「教場」がいちばん好き。


読了日:9月6日 著者:長岡弘樹



 
人間晩年図巻 1990-94年 人間晩年図巻 1990-94年


<山田風太郎『人間臨終図巻』の

衣鉢を継ぐ新たな「図巻」が誕生。

1990年代を舞台に、

世界的スターから市井の人まで、

悲喜こもごもの晩年を匠の筆で描き出す。

あの人はどんな晩年を送ったのか?

 彼らが世を去った90年代とは

いかなる時代だったのか?

本書には

田中角栄、アイルトン・セナ、長谷川町子、「風船おじさん」らを収録>


本の紹介の番組や記事はうまい。

読む気がなかった本でも読みたくなる。

これもそんな一冊。

山田風太郎の本家の方も読みたくなった。



わたしが衝撃を受けた有名人の死は

夏目雅子、松田優作、逸見さん、Mジャクソン、ダイアナ姫


とてもショックでした。



読了日:9月16日 著者:関川夏央





自薦 THE どんでん返し (双葉文庫) 自薦 THE どんでん返し


<1:再生(綾辻行人)  

2:書く機械(有栖川有栖)
3:アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)  

4:蝶番の問題(貫井徳郎)
5:カニバリズム小論(法月綸太郎)  

6:藤枝邸の完全なる密室(東川篤哉)>


カニバリズム小論(法月綸太郎)では

嬉しくて笑ってしまったけれど

それ以外の話は、読んだ先から忘れそう。

どんでん返しというよりホラーみたい。


 
読了日:9月20日 著者:綾辻行人,有栖川有栖,西澤保彦,貫井徳郎,法月綸太郎,東川篤哉


 
ヲタクに恋は難しい (2) ヲタクに恋は難しい (1)  (2)


<隠れ腐女子のOLと、

ルックス良く有能だが重度のゲーヲタとの

ヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ>


絵がガサツで読みにくかった。

うちのオタクの気持ちがわかるかと思ったけれど

娘も、おまり面白くなかったと。

自分たちに当てはめて読んでるわけじゃないみたい。


読了日:9月24日 著者:ふじた  

 
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC) 聲の形 (1)~(7)


<聴覚の障害によって

いじめを受けるようになった少女・硝子と、

いじめの中心人物となったのが原因で

周囲に切り捨てられ孤独になっていく

将也の触れ合いを中心に展開し、

人間の持つ孤独や絶望、純愛などが描かれる>


「オレ」っていう小学生の女の子には

どんな理由があろうとも、ちゃんと注意した方がいいと思う(^^)


読了日:9月25日 著者:大今良時




ダブル・ジョーカー (角川文庫) ダブル・ジョーカー (角川文庫)


<結城中佐率いる

異能のスパイ組織“D機関”の暗躍の陰で、

もう一つの諜報組織“風機関”が設立された。

その戒律は「躊躇なく殺せ。潔く死ね」。

D機関の追い落としを謀る風機関に対し、

結城中佐が放った驚愕の一手とは?


表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、

“魔術師”のコードネームで伝説となった

スパイ時代の結城を描く「柩」など5篇に加え、

単行本未収録作「眠る男」を特別収録。

「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第2弾>


単行本のときには読んでいたが

アニメを見ていたときに

この文庫には新作が入っていると知って再読。


アニメもよくできていて

メンバーが子供っぽい顔立ちという以外は

面白く、よくできたアニメだった。

特に音楽がかっこよかった。



読了日:9月25日 著者:柳広司



どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ) どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)


<ニュースで

かつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、

高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。

岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、

発表会に向け、

夏休みも校内での練習に励んでいた。

しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、

一同は校内に閉じ込められてしまう。

そんななか、

校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が

何者かに殺害された>




読了日:9月27日 著者:中山七里


 
僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫) 僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)


<両親の不仲に悩む高1女子のセイは、

ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。

優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、

以来セイは毎日のように会いに行くが、

実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る―>


最近は作者で本を読むことが多いけれど

たまに題名で読むこともある。

これを予約した時は、きっと心が疲れていたんだと思う。

図書館のカウンターで受け取るときはちょっと恥ずかしかった。


読了日:9月28日 著者:沖田円



泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫) 泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)


<三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が

聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

幼なじみとの祝言をひかえた娘や

田舎から江戸へ来た武士など

様々な客から不思議な話を聞く中で、

おちかの心の傷も癒えつつあった。

ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ

「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。

男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。

童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾>


面白かった!

怖い話なのだけれど、切なくて悲しい。


読了日:9月29日 著者:宮部みゆき



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