<刑事である母に毎年届く、
差出人不明の御守り―。
秘められた想いが、封印された過去を引き寄せる>
新刊が出ると必ず読む作家さんのひとり。
初めて読んだのが「傍聞き」。
以来似たような印象の話が多いが
わたしは「教場」がいちばん好き。
読了日:9月6日 著者:長岡弘樹
<山田風太郎『人間臨終図巻』の
衣鉢を継ぐ新たな「図巻」が誕生。
1990年代を舞台に、
世界的スターから市井の人まで、
悲喜こもごもの晩年を匠の筆で描き出す。
あの人はどんな晩年を送ったのか?
彼らが世を去った90年代とは
いかなる時代だったのか?
本書には
田中角栄、アイルトン・セナ、長谷川町子、「風船おじさん」らを収録>
本の紹介の番組や記事はうまい。
読む気がなかった本でも読みたくなる。
これもそんな一冊。
山田風太郎の本家の方も読みたくなった。
わたしが衝撃を受けた有名人の死は
夏目雅子、松田優作、逸見さん、Mジャクソン、ダイアナ姫
とてもショックでした。
読了日:9月16日 著者:関川夏央
<1:再生(綾辻行人)
2:書く機械(有栖川有栖)
3:アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)
4:蝶番の問題(貫井徳郎)
5:カニバリズム小論(法月綸太郎)
6:藤枝邸の完全なる密室(東川篤哉)>
カニバリズム小論(法月綸太郎)では
嬉しくて笑ってしまったけれど
それ以外の話は、読んだ先から忘れそう。
どんでん返しというよりホラーみたい。
読了日:9月20日 著者:綾辻行人,有栖川有栖,西澤保彦,貫井徳郎,法月綸太郎,東川篤哉
<隠れ腐女子のOLと、
ルックス良く有能だが重度のゲーヲタとの
ヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ>
絵がガサツで読みにくかった。
うちのオタクの気持ちがわかるかと思ったけれど
娘も、おまり面白くなかったと。
自分たちに当てはめて読んでるわけじゃないみたい。
読了日:9月24日 著者:ふじた
<聴覚の障害によって
いじめを受けるようになった少女・硝子と、
いじめの中心人物となったのが原因で
周囲に切り捨てられ孤独になっていく
将也の触れ合いを中心に展開し、
人間の持つ孤独や絶望、純愛などが描かれる>
「オレ」っていう小学生の女の子には
どんな理由があろうとも、ちゃんと注意した方がいいと思う(^^)
読了日:9月25日 著者:大今良時
<結城中佐率いる
異能のスパイ組織“D機関”の暗躍の陰で、
もう一つの諜報組織“風機関”が設立された。
その戒律は「躊躇なく殺せ。潔く死ね」。
D機関の追い落としを謀る風機関に対し、
結城中佐が放った驚愕の一手とは?
表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、
“魔術師”のコードネームで伝説となった
スパイ時代の結城を描く「柩」など5篇に加え、
単行本未収録作「眠る男」を特別収録。
「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第2弾>
単行本のときには読んでいたが
アニメを見ていたときに
この文庫には新作が入っていると知って再読。
アニメもよくできていて
メンバーが子供っぽい顔立ちという以外は
面白く、よくできたアニメだった。
特に音楽がかっこよかった。
読了日:9月25日 著者:柳広司
<ニュースで
かつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、
高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。
岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、
発表会に向け、
夏休みも校内での練習に励んでいた。
しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、
一同は校内に閉じ込められてしまう。
そんななか、
校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が
何者かに殺害された>
読了日:9月27日 著者:中山七里
僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)
<両親の不仲に悩む高1女子のセイは、
ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。
優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、
以来セイは毎日のように会いに行くが、
実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る―>
最近は作者で本を読むことが多いけれど
たまに題名で読むこともある。
これを予約した時は、きっと心が疲れていたんだと思う。
図書館のカウンターで受け取るときはちょっと恥ずかしかった。
読了日:9月28日 著者:沖田円
<三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が
聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。
幼なじみとの祝言をひかえた娘や
田舎から江戸へ来た武士など
様々な客から不思議な話を聞く中で、
おちかの心の傷も癒えつつあった。
ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ
「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。
男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。
童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾>
面白かった!
怖い話なのだけれど、切なくて悲しい。
読了日:9月29日 著者:宮部みゆき
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