2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
彼女が灰になる日まで (幻冬舎文庫)
<ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると
謎の男が現れた。
男は
「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。
過去に四人の患者が自殺したことを知り、
調査を始めた銀次郎は、
関係者の証言を辿る中で、
彼らの企みに飲み込まれて行く>
読了日:5月3日 著者:浦賀和宏
初恋本屋。 (花とゆめCOMICS)
<時は昭和中期。
相変わらず独自の商売を繰り広げる
「奥さん」の本屋を舞台に、
商店街の人々の恋や家族愛>
漫画。
この人の漫画を連載で読んでいたのは
草なぎ剛が主役のドラマ「いいひと。」
そのときと絵柄がなにも変わっていない。
萩尾望都さんの変わらなさとは
ちょっと違う意味の変わらなさ。
なんだか話も時代がわかりにくかった。
読了日:5月5日 著者:高橋しん
くらもちふさこworks―Illustration & technique
漫画年表があり、
くらもちふさこを読んでいた時がよくわかった。
「いつもポケットにショパン」
「わずか1小節のラララ」
「アンコールが三回」
「おしゃべり階段」「Kiss+πr²」
この辺りしか印象がない。
内容となると
線くんと円くんの兄弟の名前がすごいと思ったことくらいしか…。
読了日:5月8日 著者:くらもちふさこ
<どうして恋に落ちたとき、
人はそれを恋だと分かるのだろう。
三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……
言葉でいくら定義しても、
この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。
けれど、
人は生まれながらにして恋を恋だと知っている>
読んでいない三浦しをんを読もうと
これと「光」の二冊を予約した。
ドラマも映画も恋愛ものは見ないけれど
この人の描く恋愛模様は好き。
ただ
シモネタ恋愛表現はこのくらいにしておいてほしい。
ポラリスが北極星の意味だと知って
この短編小説の主人公の共通点と納得。
ひどい目に遭いながら「命があればいい」と思う女子高生が
(こう書くとすごく普通の文になるのだけれど)
三浦しをんの新しい考え方のように思えた。
読了日:5月16日 著者:三浦しをん
<天災ですべてを失った中学生の信之。
共に生き残った幼なじみの美花を救うため、
彼はある行動をとる。
二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、
もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。
あの秘密の記憶から、
今、新たな黒い影が生まれようとしていた>
読了日:5月16日 著者:三浦しをん
スフィンクス (flowers comicsシリーズここではない・どこか 2)
<“この世とはどこか違う
"パラレルワールドにも似た空間を描く、
萩尾望都の好評シリーズ。
病弱な母を持つ少年・光一は、
病院から帰ってきた母と、楽しい時間を過ごす。
しかし夜が明けたとき、母の容態は急変して…!?
大好評の“生方さん"シリーズだけでなく、
せつない片思いを描く“舞ちゃん"シリーズほか、
最新作を多数収録>
浦澤直樹の「漫勉」を見たら
萩尾望都さんが読みたくなったので題名だけで図書館に予約した。
読了日:5月16日 著者:萩尾望都
僕だけがいない街 (1)~(8)(カドカワコミックス・エース)
<売れない漫画家だった藤沼悟。
彼は自分の身にのみ起きる
「再上映(リバイバル)」という特殊な現象に巻き込まれた結果、
何を“得て”何を“失った”のだろうか…。
自分の人生をやり直すことになった彼が
辿り着いた“時間”に待っていたものとは一体何だったのだろうか…?>
漫画。
娘が見ていたアニメをなんとなく見ていたら
よく意味が分からなかったので
娘が借りてきた原作の漫画を一気に読んだ。
ネタバレ
車を沈めた犯人がなんで見つからないままなのか
その犯人が名前を変えて政治家になるときに
素性とか調べられないのか、ちょっと不思議。
読了日:5月16日 著者:三部けい
<障害を抱える15歳の少女が誘拐された。
現場には「ハーメルンの笛吹き男」を描いた絵はがきが残されていた。
警視庁捜査一課の犬養は相棒の高千穂と捜査に動くが、
同一犯と思われる第二の誘拐事件が起こり……>
読了日:5月23日 著者:中山七里
OVER60 Street Snap II ―私の着かた、私の生きかた
一冊目は、
街で見かけたお洒落な人みたいな体がなくなり、
イッセーとかのブランドばかりじゃなくなったのもよかった。
こういう本に載る人だけあって
自分にも人生にも自信があるのでしょう。
白髪でも堂々としている。
読了日:5月26日 著者:MASA&MARI
ここではない★どこか 春の小川 (Flowersコミックス)
<“この世とはどこか違う"
パラレルワールドにも似た空間を描くシリーズ第3弾>
読了日:5月28日 著者:萩尾望都
久しぶりに望都さんを読んでいたら
「ポーの一族」が40年ぶりの新作との情報があった。
予約だけで品切れと友人が言っていたが
地元の本屋さんにはそういう本もちゃんとある不思議。
発売日に限るけれど。
これも発売日に買った。
<月刊flowersの創刊15年を記念した企画の一環。
「ポーの一族」は永遠の命を持った吸血鬼(バンパネラ)の少年を主役に、
彼が過ごす200年以上の時間を描いた幻想奇譚で、
続編が描かれるのは40年ぶりとなる>
望都さんの絵が変わらないのは
前述の漫画とは違ってすごいと思う。
オマケの付録は「訪問者」
<オスカーの出生にまつわる秘密。
それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。
母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。
名作「トーマの心臓」番外篇>
いつ読んでも何回読んでも泣ける。
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