読書リスト~3月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:9冊

今までになかったビーズ織りアクセサリーが作りたくなる本―はじめてのビーズルーミング基礎編 (レッスンシリーズ) 今までになかったビーズ織りアクセサリーが作りたくなる本―

はじめてのビーズルーミング基礎編 (レッスンシリーズ)



新しいビーズ織の本なので

一応、立ち読みはして

しばらくしてから図書館で借りてじっくり見ました。


ビーズ織の本が出ることは嬉しいことです。


読了日:3月1日 著者:水野久美子




バラの名前―水彩画家橋本不二子の世界をクロスステッチに バラの名前―水彩画家橋本不二子の世界をクロスステッチに


これもビーズ織の参考にならないかなと思って

読んだ本。


同じ画家の絵を色々な人がクロスステッチにしている。

クロスステッチのことはなにもわからないけれど

それでも、一目で好き嫌いが分かれます。


読了日:3月4日 著者:橋本不二子




ステッチイデー VOL.22 ステッチイデー VOL.22



これも上に同じく。


クロスステッチ人口と

ビーズ織人口の差は

出版されている本の数に現れているのかな。


クロスステッチの本はたくさん出ていて羨ましい。


読了日:3月4日 著者:



王とサーカス 王とサーカス


<2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、

知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、

事前取材のためネパールに向かった。

現地で知り合った少年にガイドを頼み、

穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、

王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。

太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、

そんな彼女を嘲笑うかのように、

彼女の前にはひとつの死体が転がり……。

2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクション>

読了日:3月5日 著者:米澤穂信



ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人 ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人


<引き裂かれたふたりの世界。

転落事故に遭い姿を消した妹を探す健一。

隔離された学園に囲われる少女、アヤコ。

選ばれし、美しき子供が暮らす洋館での殺人事件。

この結末は、予測不能―!!

著者渾身の「実験的」長編ミステリー誕生>


この一年、浦賀和宏をもっと好きになろうと

数を重ねているのだけれど・・。


話が作られすぎていて、感情移入をする暇がない。


読了日:3月12日 著者:浦賀和宏



小説 母と暮せば 小説 母と暮せば


<1945年8月9日、原爆で壊滅的な被害を受けた長崎で

ひとり暮す福原伸子。
彼女は長男・謙一をビルマ戦線で亡くし、

原爆で次男・浩二を亡くしていた。
あれから3年、

ようやく息子の死を受け入れられるようになった伸子の前に、

浩二が亡霊となって現れた――>


以前、サザンシアターで

『父と暮らせば』の舞台を観て泣いた。

父から母になったこの本、

『父』のような話の流れに出来ないので、

なんの仕掛けもせず真正面から泣かせに来ている。

映像でみたらもっと抒情的なんだろうけど。

文字を追って出てくる映像はニノと吉永小百合。

ニノはぴったりだけどどーしても母が綺麗すぎちゃうね。


読了日:3月17日 著者:山田洋次,井上麻矢


私は存在が空気 私は存在が空気


<存在感を消してしまった少女。

瞬間移動の力を手に入れた引きこもり少年。

危険な発火能力を持つ、木造アパートの住人…

どこかおかしくて、ちょっぴり切ない、

超能力者×恋物語。

恋愛小説の名手が描く、すこし不思議な短編集。 >


現実世界の隠れた不思議な力かと思いきや、

はらはら感のない飛びぬけた超能力。

「存在が空気」って、ほんとに言葉通りだったり。


主人公たちはちょっとはずれている人たちで、中田永一らしいのだけれど、
残念なことに超能力というものは、オチを簡単にしてしまう。
最初から興味を惹かれ、ドキドキしながら読んだ白乙一が懐かしい。


読了日:3月21日 著者:中田永一



殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」 (講談社+α文庫) 殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」 (講談社+α文庫)


<●山口県光市母子殺害事件:遺された本村洋さんの孤高の闘い
●滋賀県大津市少年リンチ死事件:息子のために阿修羅とならん
●群馬県高崎市青年「事故」死事件:警察に「殺された」息子よ
●東京都足立区女性教師殺害事件:殺された側に「時効」はない
●兵庫県稲美町少年リンチ死事件:加害少年とその親の責任>

本村洋さんはすごかった。

顔を出して記者会見をすることもすごいが

早く社会に出してほしい、僕が殺すから

というような発言をしたのは衝撃的だった。

なにかの記事でいまは再婚をしたと知って

この人には普通の家庭で幸せになってほしいと思った。


けれど、この本は

不条理が辛くて途中で読むのをやめた。

著者が問題提起をしているのに、こういう読者じゃだめね・・。

読了日:3月27日 著者:藤井誠二




あなたへの想い (ハヤカワ文庫JA) あなたへの想い (ハヤカワ文庫JA)


<その日、札幌に住む大学生の真一は

離れ離れとなり横浜に住んでいた母・律子の死を知る。

ついに分かり合えなかった。

その思いを胸に葬儀に向かった真一は、

母の部屋で不可解な文章を見つける。

「あいしているもういちどあいたいしんじ」

母が最後に残した言葉は、

離婚した夫にでもなく、息子の自分にでもなく、

だれか別の男性に向けたものだったのだろうか?

『償い』の著者が想いを込めて描き出す、母と子の物語>


以前にこの著者の「人形になる」という評価の高い代表作を読んで

あまりにも好みじゃなかったので二度と読まないと思っていたが

図書館ですぐに借りられるところにあった綺麗な本だったので借りてみた。

「あいしている もういちどあいたい しんじ」

がキイワードになるようだが

まさか違うよね、というのが回答だった・・・・・。

あとね、

「押しも押されぬ」って、言葉のプロが使っちゃだめだと思うよ。


読了日:3月27日 著者:矢口敦子