読んだ本の数:11冊
<「BOOK」データベース>
眠りの森 (講談社文庫)
<美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?
若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。
華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語>
誰かが持ってきた本をずっと本棚にいれてあったが
読んだと信じ切って放置していた。
そのうえ
昔のキムタクと中山美穂と仲山トオルのドラマの
原作だと思い込んでいた。
読み始めて、しばらくしても森に行かないなーと思ったころに
これは違うと気がついた^^;
わたしの思っていたそのドラマは「眠れる森」で
作者は野沢尚でした<(_ _)>
読了日:2月11日 著者:東野圭吾
<増殖する立方体、全貌の見えない巨大な塔、
斜めに傾いた少女…
謎の都市群“闇の国々”で起こる摩訶不思議な事件の数々>
大きくて重たい漫画本。
バンドデシネ(仏語圏の漫画)というらしい。
ストーリーは・・・よくわからないので
漫画を読むと言うより
線描画を見ている感じ。
読了日:2月11日 著者:ブノワ・ペータース
<“変人”キャリア官僚・竜崎の胸のすく活躍を、
反目する野間崎管理官、“やさぐれ刑事”戸高、
かつて恋した畠山美奈子、
そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々を通して描く、会心の七篇。
人気のキャラクターが勢揃いのスピンオフ!>
なんだか、みんなが竜崎を好きになっているようで
ちょっと淋しい。
というか、これじゃつまらない。
次作は長編で、もう少し竜崎に
ピンチが来てくれることを望みます。
読了日:2月15日 著者:今野敏
<人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは―。
驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、
交番勤務の警官や在外ビジネスマン、
美しき中学生姉妹、フリーライターなどが
遭遇する6つの奇妙な事件>
評判の高い話ほど、早く読みたい。
読むときには期待度が高くなってしまい、
面白いのかわからなくなることがあるから。
それでも、面白いと思うのが
本当の面白さなんだとは思うけれど。
この本もかなりの期待を持って読んでしまった。
期待は持っていても、
書評などは読まなかったから先ず短編だというのに驚いた。
短編で、こんなに評判がいいとは思わなかった。
最初の一遍で「傍聞き」を想い出した。
同じ短編だからというのもあるのかもしれないが、
空気感みたいなものがどことなく似ていて、
その印象は最後まで変わらなかった。
面白さ<期待度かな。
読了日:2月17日 著者:米澤穂信
<ベストビーズ(TB)を使った
ビビッドカラーの可愛いポシェットや
四角いティラビーズと
新色を組み合わせたパフューム入れ、
デリカビーズ(DB)を使ったビーズ織りボール…
いろいろなビーズを使った“毎日身につけて楽しめる”作品を紹介>
作品の全部の作り方と色番号が載っていない。
それが佐古さんの本の特徴としても、
載っている作品が雑な出来が多い。
ビーズ織りのトップにいる人が
こんな本を出していたのでは、
織りの裾野はなかなか広がらないわけだ。
読了日:2月17日 著者:佐古孝子
<世田谷代田から徒歩五分、全六室のぼろアパート木暮荘。
そこでは老大家木暮と女子大生の光子、
サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、
平穏な日々を送っていた。
だが、一旦愛を求めた時、
それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す>
シモネタが苦手。
三浦しをんさんが書くこのあたりがぎりぎり限界^^;
これ以上、同人の本領発揮はしないでほしい。
木暮というタイトルは
「小暮写真館」を想い出してしまい、不利じゃないかなと思うのは
わたしが「小暮~」がすごく好きな本だからなのかな。
読了日:2月22日 著者:三浦しをん
<大坂天満の寒天問屋の主・和助は、
仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。
大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。
引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。
松吉は新たな寒天作りを志すが、
またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…>
感情移入するのが簡単な登場人物たちなので
ベタな場面でも泣けてしまう。
「みをつくし~」が終わった今、次は「出世花」かな。
読了日:2月24日 著者:高田郁
<奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL…。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが作り出す数々のサプライズ>
大学生が親になり、
あの人はこんなお父さんになったのかとほほえましかった。
最後にもってきた口パクの話。
あ、この人のことだったのかと思ったけど、
美緒たちの同級生の話だったから別のことなのね。
同じ話がいつの時代もあるってこと?
サクサク読みすぎて
のちのち覚えていないんじゃないかって思いながら読んでいたから、
この小さなひっかかりで覚えているかも^^;
斉藤さんは役得だなと思っていたらあとがきを読んで納得。
読了日:2月25日 著者:伊坂幸太郎
<マンガ×絵本×小説×お笑い…
ジャンルを超えて自分の描きたい作品を
発表するアーティスト発信の新しい同人誌。
甲本ヒロト/窪塚洋介/小林賢太郎/奈良美智/ロバート他>
2003年発行の本。
小林賢太郎の「短編の断片」を読みたくてヤフオクで落札。
読了日:2月25日 著者:
<別れた妻が殺された。
東野圭吾にしか書けない圧倒的な密度と、
深い思索に裏付けられた予想もつかない展開。
私たちはまた、答えの出ない問いに立ち尽くす>
殺人事件を扱う話でも
推理していくのと、倒叙作品になっているのとあって
わたしは推理していくほうが好き。
この話は、
犯人探しはそれほど重要ではなく、
「誰」より「なぜ」に重きを置く。
東野圭吾のこの手の話は重い。
読了日:2月26日 著者:東野圭吾
<殺し屋・兜が登場する、伊坂幸太郎の人気シリーズ作品「BEE」。
『さよならドビュッシー』の映画化で話題の中山七里が贈る「二百十日の風」。
大藪春彦賞受賞で勢いづく柚月裕子は「心を掬う」で涙を誘う。
「アゲハ」がドラマ化された吉川英梨は、「18番テーブルの幽霊」。
心がじんわり温まる、“人の死なないミステリー小説”>
伊坂幸太郎、中山七里、柚月裕子と
わたしの図書館予約作家の常連が並ぶ。
柚月裕子の「心を掬う」は
別の本に収録してあったものなので再読。
アンソロジーは
「いつか君へgirls」「ストーリーセラー」くらいしか読んでいないけれど
これが一番つまらなかった。
特に最後の話。
ドラマ化されるくらい人気がある人なんでしょうが
他の話を読んでみたいとも思わない。
読了日:2月28日 著者:伊坂幸太郎,中山七里,柚月裕子,吉川英梨
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