読書リスト~12月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

2014年12月の読書メーター


読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1475ページ
ナイス数:72ナイス

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫) 天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)


大事に読んでいたのに、

ついに読み終えてしまった。

第一巻を読み始めたのが今年の1月。

ちょうど一年かけて

大きな物語を読み切ったことになる。


読み終えて思うのは、この人を逃さないでよかった、ってこと。

高田郁に、みをつくし料理帖に出逢えてほんとによかった!

わたしの今年のベスト1。


読了日:12月7日 著者:高田郁



荒神 荒神


途中まで読みにくかった。

新聞連載だから進み方が遅いのかな。

終わりはとととーんと進んで

感動的でもあったけれど、

話が一段落したのちの

圓秀のその後がかわいそう。




読了日:12月17日 著者:宮部みゆき



おこう紅絵暦 (文春文庫) おこう紅絵暦 (文春文庫)


この人の時代物は

実在の人物が織りこまれていることが多く

面白い。

最近、現代ものは読んでいないけれど

時代物の方が読みやすくわかりやすいように思う。


読了日:12月18日 著者:高橋克彦




群青のタンデム 群青のタンデム


<ネタバレ注意>


今までのこの人の話も、

スマートで淡泊な印象ではあるけれど、

これは特にそれが強かった。


足音を立てない話の流れに置いて行かれそうだった。

まわりの人たちも罪をわかっていて、

自首をしてくれるように出世をさせたって読み方でいいのかなぁ?

人を殺したことを隠して生きている警察官、

何十年もずっと一人の人を愛し見守り、

自首をしてくれるのを待つ警察官。

・・・こう書いていると、

読んでいるときや読んだ直後に感じたスマートさや淡泊さは消え、

重苦しい話だったんだなぁと思えてきた。長岡マジックかな?


追記 .

お姉さんの合言葉のくだりや丁寧な言葉で話すわけとか、

よくわからなかった。

出だしでこだわったわりに、

お姉さんや弥生があとから出てこなかったし。

おじいさんのことも亡くなったということだけで、

家族のことがまるで書かれていないのも、

心情が書かれていないことと同じく

さっぱりとした内容におもえるところなのかしらね。


追記の追記

ふと思ったんだけど、

痴呆のおじいちゃんに携帯もたせている時代って

それほど遠い過去じゃないでしょ。

てことは、

最後の話の時代はいまよりもっと未来ってことかなぁ。


読了日:12月22日 著者:長岡弘樹



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村