読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1475ページ
ナイス数:72ナイス
天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)
大事に読んでいたのに、
ついに読み終えてしまった。
第一巻を読み始めたのが今年の1月。
ちょうど一年かけて
大きな物語を読み切ったことになる。
読み終えて思うのは、この人を逃さないでよかった、ってこと。
高田郁に、みをつくし料理帖に出逢えてほんとによかった!
わたしの今年のベスト1。
読了日:12月7日 著者:高田郁
途中まで読みにくかった。
新聞連載だから進み方が遅いのかな。
終わりはとととーんと進んで
感動的でもあったけれど、
話が一段落したのちの
圓秀のその後がかわいそう。
読了日:12月17日 著者:宮部みゆき
この人の時代物は
実在の人物が織りこまれていることが多く
面白い。
最近、現代ものは読んでいないけれど
時代物の方が読みやすくわかりやすいように思う。
読了日:12月18日 著者:高橋克彦
<ネタバレ注意>
今までのこの人の話も、
スマートで淡泊な印象ではあるけれど、
これは特にそれが強かった。
足音を立てない話の流れに置いて行かれそうだった。
まわりの人たちも罪をわかっていて、
自首をしてくれるように出世をさせたって読み方でいいのかなぁ?
人を殺したことを隠して生きている警察官、
何十年もずっと一人の人を愛し見守り、
自首をしてくれるのを待つ警察官。
・・・こう書いていると、
読んでいるときや読んだ直後に感じたスマートさや淡泊さは消え、
重苦しい話だったんだなぁと思えてきた。長岡マジックかな?
追記 .
お姉さんの合言葉のくだりや丁寧な言葉で話すわけとか、
よくわからなかった。
出だしでこだわったわりに、
お姉さんや弥生があとから出てこなかったし。
おじいさんのことも亡くなったということだけで、
家族のことがまるで書かれていないのも、
心情が書かれていないことと同じく
さっぱりとした内容におもえるところなのかしらね。
追記の追記
ふと思ったんだけど、
痴呆のおじいちゃんに携帯もたせている時代って
それほど遠い過去じゃないでしょ。
てことは、
最後の話の時代はいまよりもっと未来ってことかなぁ。
読了日:12月22日 著者:長岡弘樹
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