読書リスト~4月 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

2013年4月の読書メーター


読んだ本の数:8冊


読んだページ数:2565ページ

ナイス数:224ナイス

55歳からのハローライフ 55歳からのハローライフ


読了日:4月1日 著者:村上 龍  


表紙を見ているのに

「13歳のハローワーク」のトシヨリ版だと思って読み始めた。

村上龍は、わたしにどんな仕事を紹介してくれるんだろうと

わくわくしながら読み続け…。

読み続けてやっと、これはわたしに仕事を紹介してくれる本じゃないと気が付く。



思い込みは眼を曇らせる。




ノエル: a story of stories  ノエル: a story of stories  


読了日:4月3日 著者:道尾 秀介  


印象に残らない。

きっとすぐに忘れると読み終わって思った。

いままとめていて

<暴力を躱すために、絵本作りを始めた中学生の男女>と

あらすじを読んだら乙一の短編を想い出してしまった。


早くもこの話を忘れてかけている・・・。

自分は読書家じゃないなぁって思う瞬間。


短劇 (光文社文庫)  短劇 (光文社文庫)


読了日:4月10日 著者:坂木 司

26もの短編があると

好き嫌いのこのみより

出来不出来の差がかなりあるように思う。



彼女のこんだて帖  彼女のこんだて帖  


読了日:4月17日 著者:角田 光代  


BSで「小暮写眞館」を見ていたら続けてこのドラマをやった。

ちょうど図書館に予約していたので興味を持って見た。

人が集まって食事をするのに

静かな感じがしたのは、

主役の人が淡々としているからかな。


本の方は、

ストーリーがあって料理がある「きのう、なに食べた?」

みたいなのかと思っていたら

もっと料理が本格的で、

料理が味付けになっているというより、

料理本に近いものだった。


最近心が荒んでいるので、恋愛が絡む話は読めず、

気合のいる料理本としてぱらぱらと見た。

お洒落すぎて、手がかかりすぎて

毎日作る料理じゃない気がした。

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)  

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)  


読了日:4月17日 著者:真梨幸子

どこで読むのをやめようかと思いながら読んだ。

「~衝動」に続けて読むか、

相関図でもないとわたしには無理。



死命  死命  


読了日:4月17日 著者:薬丸 岳  



自分が死ぬから人を殺す

自分が死ぬまでに捕まえる


殺人者と刑事の最期の迎え方の違いはわかりやすいけれど、

追う方と追われる方が

同じ病院で共に余命が少ないとわかるのは

ちょっと偶然が過ぎる。


家庭を顧みなかった刑事が余命を知って

子供(といってもすでに大きい子供)と

ディズニーランドに出かける。

「普通の家庭」の幸せの象徴がディスニーランドだったって

気持ちは父親の精一杯なんだろう。



悪党  悪党  


読了日:4月22日 著者:薬丸 岳  


絶対に見るなと友人に言われたDVDには

なにか秘密があるんだと思った。

もしかして、主人公も犯人の一味だった・・とか

とんでもない(例えあっていたとしてもつまらない)ことを想像したが

その言葉に特別に意味はなくがっかりした。

読んでからドラマを見た。

タッキーと北乃きいだったので

お子様向きにしあがっていた。





本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)  本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)


読了日:4月29日 著者:桜庭 一樹


初・桜庭一樹。

「彼女のこんだて帖」が「きのう、何食べた?」なら、

この本は吉野朔実の

「お母さんは赤毛のアンが大好き」シリーズ的な

ものだと思って読んでいたら

「吉野朔実の漫画に出てくるようなロングコート」と

書いてあったので驚いた。

そのうえ吉野朔実が描くロングコート姿の女性の絵も

そっくりに描いてあった。

友達同士なのかな。 

本の話が主なのはもちろんだが、

3.11以降のこの人の考えや行動がとてもいい。

語彙が少ないので、誤解されるのが心配だけど、

わたしは、3.11を引きずっていると言葉にする人に安心する。





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