ロールシャッハ再演。ちょっとネタバレ | 基本、ビーズ織りnote

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【箱は笑いで満たされた。】
改題


箱は笑いで満たされた。

2年前の初演の時の、出だしからの張りつめた空気感は今回はなかった。


最初から、久ケ沢徹がばんばんきていて気持ちを楽にしてみていられた。



小林賢太郎の役がすごい。


ひきこもりでマザコン、気が弱くて漫画好き。


歩き方も立ち方も喋り方も声も見事に作っている。


だから、たまにはさむ


これまた作った「ハンサムさん」の声や立ち姿が


うまいことはまる。



この役を愛しているんだね。



今回は、進化していてこれは小林賢太郎は演りたかったはずだと思った。



馴染んできた登場人物4人が


わたしたちとは別の


もうひとつの世界の住人だとわかるところは鮮烈。


はっきりとした説明もなしに


この人たちが攻撃をして滅亡をさせようと思っていたのは


わたしたちが住んでいるこの世界だったんだと気が付く。


笑ってみていても、根っこはすごい話なんだと想い出す。




接骨院に通ってでも、見に行きたかった。


その甲斐はあって、初演よりずっと出来上がっていた舞台に満足でした。





そうそう、もうひとつ。



わたしもいまだに「狭いよー暗いよー怖いよー」って面堂終太郎のセリフを使うけれど


小林賢太郎もかなりお好きなよう。


同じところを見つけると、自分の年齢を忘れて純粋に喜ぶわたしなのでした。





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