村上春樹が好きです
って言える人ってかっこいい。
この本がベストセラーになるのだから
かっこいい人が多いってことでしょうか。
私みたいな、どストレイトな人間に純文学は向いてないとつくづく思う。
これでも若いころは読んでいた大江健三郎。
それでも「大江は・・」なんて話をする人はすごいなぁと感心している程度の読み方だった。
イスラエルでだったかな、村上春樹の「壁と卵」の話は好き。
苦手意識を端において、そのときの 村上春樹は好き という思いで読み始めた。
(自己暗示をかけて本を読むって・・^_^;)
BOOK1、2から間をおいて読んだけれど
わかりやすい話だったのでそれには問題がなかった。
「空気さなぎ」とか「猫の街」とか「ふたつの月」というキイワードも
わからないながらも魅力的な言葉だった。
終わり方がハッピーエンドが普通は好きなのだけど
村上春樹に構えて読んでいたせいか
この本に関しては、妙に落ち着きがよすぎる気がした。
返ってBOOK2で終わっていたほうが私のイメージの村上春樹っぽいかな。
いずれにしても私のように感覚で読むような本じゃないってことは確かかも。